次世代エコカー・本命は?(7)

トヨタカリフォルニア州での車名別ランキングでは、2012~2013年と2年連続して首位にたっている。

 

2012年のプリウス系の販売台数は、61,893

2013年のプリウス系の販売台数は、69,728台(+12.6%)だと言う。

 

これらの数字から、トヨタの加州での総販売台数を仮に大雑把に言って8万台?と推定すると、2018年モデルでは、この4.5%ZEVを売らなければならなくなる。


80,000×4.5%=3,600台のZEV、即ちFCVミライが必要となる。まあ必ずしもこの台数を燃料電池車でカバーしなければならないわけでもないとは思うが(PHEVでもカバーできる筈なので、また過去に取得したクレジットでもカバーできる?)、先の11/18の記者発表では2015年から2017年末までには累計で3,000台以上の販売をしたいと言っていたことと(数字的には必ずしも整合性はないが)符合するのではないかな。

 

感覚的にいってトヨタは加州では多分10万台くらいは販売しているであろうから、そうするとZEV車は4,500台となる。これはかなりのボリュームだ。トヨタでさえもこのZEV規制には頭を痛めていることであろうから、同業他社は尚更だと思われる。

 

2013年のトヨタ プリウス 販売、米カリフォルニア州で首位…2年連続

20140221日(金) 0800

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米国最大の新車市場、カリフォルニア州。同州の2013年の新車販売において、トヨタプリウス』が、車名別ランキングで、2年連続の首位になったことが分かった。

これは218日、最新の『カリフォルニア・オート・アウトルック・レポート』を引用し、トヨタ自動車の米国法人、米国トヨタ販売が公表したもの。同レポートによると、プリウス2012年、カルフォルニア州で69728を販売。車名別ランキングで、2年連続の首位に立った。

プリウスのこの販売台数は、『プリウスv』(日本名:『プリウスα』)、『プリウスc』(日本名:『アクア』)、『プリウスPHV』を含むプリウスファミリー合計での数字。前年実績の61893に対して12.6増と、2桁の伸び率を示す。

カリフォルニア州は、米国で最も環境に対する意識が高いエリアとされる。充電インフラの整備が進んでいることから、米国の中ではEVPHVの普及が最も進んでいる州。

同レポートによると、カリフォルニア州で販売された全自動車の9.3%が、何らかの電動化技術搭載車。米国トヨタ販売は、「カリフォルニア州で販売されたハイブリッド車2台に1台が、プリウスファミリー」と説明している。

《森脇稔》

http://response.jp/article/2014/02/21/217701.html

 

テスラ モデルS、米国最量販EVに…201310-12

20140120日(月) 1100

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ModelS

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テスラ ブース(デトロイトモーターショー14

米国のEVベンチャー企業、テスラモーターズ20126、米国市場で発売した新型EV、『モデルS』。同車の米国販売が、好調に推移していることが分かった。

これは114日、テスラモーターズが明らかにしたもの。「2013年第4四半期(10-12)、モデルSは米国でほぼ6900を販売した」と発表している。

この6900台は、同社の当初の計画を約20%上回るペース。日産『リーフ』の2013年第4四半期の米国販売台数は、6534。モデルSはリーフを360台以上上回り、米国の最量販EVに君臨する。

なお、米国の調査会社、オートデータ社がまとめたテスラモーターズ2013年米国新車販売は、19351(予測値)。これに対して、2013年のリーフの米国販売台数は200812013年の年間では、リーフが米国最量販EVの座を死守した。

テスラモーターズは、「2013年第4四半期、予想を超えるモデルSを生産できたのは、我々の工場の従業員の努力と主要サプライヤー、とくにパナソニックのおかげ」とコメントしている。

《森脇稔》

http://response.jp/article/2014/01/20/215304.html


 

2013年日本の EV 米国販売、日産 リーフ が首位…前年比2.4倍の2万台

20140116日(木) 0630

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日産『リーフ』、三菱『i-MiEV』、ホンダ『フィットEV』、トヨタRAV4 EV』。この4台の日本のEVに関して、2013の米国販売実績がまとまった。

これは、各社が公表した販売データから明らかになったもの。北米日産の発表によると、2013年のリーフの米国販売台数は20081。前年実績の2.4倍と、大きく増えた。

リーフは20131月、デトロイトモーターショー13において、デビュー以来、初の大幅改良モデルを発表。日本製から米国現地生産に切り替え、価格を引き下げた。この効果が、販売面に現れた形。

リーフに続いたのは、トヨタRAV4 EV2013年は、1068を販売した。同車は20129月、米国市場に投入された。

三菱i-MiEV2013年米国実績は1018と、RAV4 EVに抜かれた。i-MiEVは現地では、201112月にリリース。2013年は前年比で、ほぼ2倍に増えた。

ホンダのフィットEV2013年、518を販売。同車は販売エリアを順次拡大中。20127月発売だったこともあるが、フル1年での販売となった2013年は、前年実績に対して、7倍の伸びを達成している。《森脇稔》

http://response.jp/article/2014/01/16/214993.html

 

ざっとZEV2018年の内容を見てきたが、クレジットなどと言うややこしい言葉が出てきたので、そのカラクリがどんなものかを見てみたい。

(続く)