世界自動車大戦争(54)

しかもゴーンは箱から出て別のPJに乗り換えているので('20.1.8NO.44参照)、これは密入国且つ密出国となる訳だ。だから当然不法なものとなる訳で、これらの関係者はトルコ検察により拘束されている。

 

この主犯格の運航会社のマネージャーは「引き受けなければ妻子に危害が及ぶ」と脅されて、乗客名簿を改ざんし、ゴーンを雨の中別のPJに乗せ換えたと供述しており、このPJでレバノンまで同行したと言う。万が一トルコで自白された場合には、レバノンでゴーンらが拘束される可能性があるからであろう。

 

 

運航関係者「家族に危害と脅し」 ゴーン元会長密航で

2020/1/4 17:30 (2020/1/4 23:33更新)
日本経済新聞 電子版

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20194月、東京拘置所を出るゴーン被告=ロイター

ベイルート=木寺もも子】日産自動車元会長のカルロス・ゴーン被告(65)の逃亡事件で、レバノンの検察当局は週明けの78日にも元会長から事情を聴取する。国際刑事警察機構ICPO)による国際指名手配を受けて、元会長を拘束すべきかを判断する。AFP通信などが伝えた。一方、トルコの検察は元会長のトルコへの出入国が当局への届け出がなく違法だったことが確認されたと発表した。

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レバノンのセルハン暫定法相は日本経済新聞の取材に対し、元会長から逃亡の経緯などを早期に聴取し、ICPOから受け取った「国際逮捕手配書」への対応を検討すると述べていた。

レバノン側に手配書に従う義務はなく、身体拘束や出国禁止などの措置につながるかは不明だ。日本への引き渡しには応じない意向を示している。元会長は8日にも記者会見を予定している。

一方、アナトリア通信によると、トルコの裁判所は3日、元会長を密航させた疑いで運航会社のマネジャー1人、パイロット4人の逮捕と、搭乗したプライベートジェット2機の押収を決定した。検察が2日拘束した7人のうち、空港地上業務担当の2人は釈放された。

運航会社のマネジャーは裁判所での供述で「ベイルートの知人から電話を受けた。国際的に重要な事案があり、引き受けなければ妻子に害が及ぶと脅された」と述べるなど容疑を認めているもようだが、乗客が元会長だとは知らなかったとしている。

このマネジャーや逃亡にかかわった関係者を告訴した運航会社は、マネジャーが独断で当局に提出しなければならない乗客名簿を改ざんしたと主張している。

トルコ紙などの情報を総合すると、元会長を乗せたプライベートジェット機20191229日に関西国際空港から飛び立ち、30日早朝にイスタンブールに到着した。近くに駐機していた別の機体にひそかに乗り換え、フランスのパスポートを使ってレバノンに入国した。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54041640U0A100C2EA2000/?n_cid=NMAIL006_20200105_K

 

 

 

しかし同行したグリーベレー崩れの二人組は、ちゃんとイスタンブールで出国検査を受けて出国していると言う。この二人組はその後、このプライベートジェットでなくて別の民間旅客機でレバノンへ入国していると言う。

 

この時はゴーンは箱の中ではなくて、生身の体で客席にいた訳なので、この二人ずれは一緒にいたくはなかったと言う事であろう。

 

 

“同行”の証拠? 元米兵ら新映像 ゴーン被告 日本人協力者の存在を示唆

2020117日 金曜 午前11:48

  

“同行”の証拠? 元米兵ら新映像 ゴーン被告 日本人協力者の存在を示唆

“同行”の証拠? 元米兵ら新映像 ゴーン被告 日本人協力者の存在を示唆

(FNN PRIME)

日産自動車前会長、カルロス・ゴーン被告の逃亡を支援したとされる、アメリカ軍特殊部隊出身の男性ら2人が、経由地のイスタンブールまでゴーン被告に同行していた証拠となり得る映像をトルコメディアが伝えた。



映像についてトルコメディアは、アメリカ軍特殊部隊出身の男性ら2人が、20191230日にイスタンブールの空港で出国審査を受けた際の様子だと報じている。



前に立つ男性が、特殊部隊出身で民間警備会社経営のマイケル・テイラー氏、その後ろが、テイラー氏の会社で勤務経験のある男性だとしている。



トルコの捜査当局は、2人がゴーン被告の不法出国を支援し、プライベートジェットを使ってイスタンブールの空港まで同行したとみて調べている。



一方、ゴーン被告はフランスの週刊誌との取材に応じた。



この中で、「日本人の協力者はいたのか」という質問に対して、ゴーン被告は「あの国から逃げようとする場合、現地の助けがなく出られると思うなら、それは幻想だ」と答え、日本人協力者がいたことを強く示唆したが、具体的な説明はしなかった。

https://www.fnn.jp/posts/00430505CX/202001171148_CX_CX

 

 

 

まあ当然ゴーンの逃亡には、日本人の協力者がいたと考えるのが自然だ。グリーンベレー崩れだけで出来るかもしれないが、それだけ危険が大きくなるので、日本人協力者を引き入れた筈だ。

 

2020.01.08レバノンでの記者会見や01.10の日本メディア向けの会談の設定も日本のPR会社が取り仕切っている。「サニーサイドアップ」と言う有名なPR会社らしいが、そこの社長がゴーンと知り合いだと言う。ゴーンから、この設定は頼んだようだ。こういう関係から日本人協力者を探し出したかも知れない。


(続く)