爆笑問題・太田光と(旧)統一教会(6)

 番組ではこの問題を特集。太田は許せない気持ちは当然としつつ、「抗議が日本中に広がった時に、自分たちはそうは思っていないけど、すごく吊るし上げのような、彼が退場するまでそれを続けるのかっていう。それが連鎖になっちゃう。それはそれで考えないと」と批判が集中することを問題視した。 

 

カズレーザーは人選について「この人しかいなかったていうんじゃなくて、いろんな人をふるいに掛けた上で小山田さんがいる。つまり2位の人がいる。その人に比べて絶対的に小山田さんを選ばなきゃいけない理由を説明すれば済む話。“知りませんでした”じゃなく“知っても譲れないんです”っていうのをもっと説明しないといけないんじゃないですか」と持論を展開させた。 

 

 さらに辞任についても、五輪開会5日前で、ほぼ演出内容は決まってるとして「辞任しても組織としては成立するはずなんで、辞任させることができないんだってことを丸川(五輪相)さんが説明すればいい」と語った。 

 

 また、20年以上前の記事が問題になっていることに関して、「再挑戦ができる社会が望ましい」と前置きしつつ、小山田氏について調べた際、償いのためや反省のための行動の情報が見つからなかったことから「再チャレンジっていうのは、過去のマイナスを埋め合わせる、プラマイゼロにするってことを認めるってことなんで」と声高に話すと「批判と擁護の声で批判の方が大きいのはプラマイのマイナスの部分を埋め合わせることを単純にしてないってことなんで、再チャレンジじゃなく批判されて当たり前。自業自得の話」とバッサリ。厳しい意見を述べた。

 

 カズレーザーはさらに「たぶん(過去を埋め合わせる行動を)やってらっしゃると思うんですけど、それを世間にアピールして、丸川さんとかも“この方はこういう素晴らしいことをしています”ってフォローする事もできる。やってなくて批判されるのは当たり前のことですよ。過去が叩かれてるわけじゃない」とまくし立てた。 

 これに太田は「やってるかやってないか判断するのは難しくない?」と口を挟むとカズレーザーは「アピールするべき。だから辞任せずに“職務をまっとうします”と言うべき。言えないなら、疑われても仕方ないんじゃないかなと」と反論。 

 

 太田は「でも、今の状態で、“僕はこういうことをしてます”って主張することによってまた反発を食らう」とさらに批判が高まる可能性を挙げるとカズレーザーは「もちろん反発はあると思うんですけど。自分のためなんだから」と反発があったとしてもアピールすべきだと主張した。 

 

 太田は「その恐れも今の社会ってそこで怖気ついちゃう気持ちも俺はわかる」と小山田氏に同情を寄せると、さらに辞任しなかったことが小山田氏の覚悟だったと憶測、「それでまっとうすれば違う見え方をしてくれる人も出てくるだろうし」と話した。

 

 また太田は、このインタビューが雑誌に掲載され発売されことに対して 「これを許容して、校閲通ってる。そういう局面があったってことですよ。当時。サブカルチャーの中に」と指摘。 

 

「そういうこと(いじめの話)を楽しむ文化は今から考えると考えられないけど、歴史を評価するときにその時代の価値観を知りながら評価しないと、なかなか難しい。今の価値観で断罪してしまう」とも語った。 

 

 ネット上では「カズレーザーよく言った」「まっとうな意見」とカズレーザーに称賛が集まる一方、太田に対しては「太田はなんでそんなにいじめを擁護してるの?」「太田さん、それはおかしいよ!どんな時代でもやっちゃいけない事があるよ」「爆笑太田ってやっぱりズレてる」と疑問の声が殺到している。 

 

 毎回、世間とは真逆の意見の「逆張り」で反感を買っている太田だが、衝撃的ないじめ内容から視聴者からはいつも以上に反発の声が上がっているようだ。

 

大沢野八千代(おおさわの・やちよ) 

1983生まれ。大手エンタメ企業、出版社で勤務後、ネットソリューション企業に転職。PR案件などを手掛けている。KALDIフリーク。 

最終更新:2021/07/19 21:00
 

https://www.cyzo.com/2021/07/post_286119_entry.html 

 

 

この文章はなかなか理解しづらい、難しい筋書きになっている。読み直さないと正確に理解できない、と感じた。 

 

また要約すると、次のようなことではないのかな。間違っていれば、どんどん指摘・訂正願う。 

 

 

小山田圭吾氏は、過去に同級生であった障碍者をいじめたことがあり、そのことを音楽雑誌に語っていた。 

 

・そのことが分かって批判されて、五輪閉会式の音楽担当を辞任せざるを得なくなった。 

 

・しかも小山田圭吾氏のこの自身のいじめたことに対して、償いや反省の事実が見当たらなかった。償いや反省、謝罪などをしていなかったということ。 

 

・そのこと(いじめたこと)を、自慢げに音楽雑誌に話していた。それがその雑誌に載っている。 

 

・このことが五輪の音楽担当にはふさわしくない、と世間から批判された。 

 

小山田圭吾氏は辞任したくないと頑張ったが、結局は辞任せざるを得なくなるのであるが、太田光は世間一般からの小山田への批判がつるし上げではないかと、非難している。 

 

カズレーサー氏は、いじめたことに対して小山田氏は反省や謝罪した事実がないことで、非難されることは当然だと主張した。 

 

太田光は謝罪などすれば、余計非難されてしまうのではないか、だからしなかったかもしれないし、小山田氏に同情すべき点もある、と擁護する。 

 

・更に太田は、当時にはいじめに対してその話を楽しむ機運があったので、その点も考慮して小山田を擁護してもよいのでは、と述べている。 

 

カズレーサーは、いじめたことに対して小山田氏は反省も謝罪もしていない、そのことに対しての非難は当たり前ではないか、と太田に反論している。 

 

 

と言ったように小生は理解したが、そうであれば、小山田圭吾氏は非難されて当たり前なのである。太田光の反論は、完全に的が外れていると言える。 

だからネット上では、カズレーサーに称賛の声が集まり、太田光に対しては批判の声が上がったのであろう。

 

(続く)