ALPS処理水放出と習近平の凋落(3)

以上のように、東京電力2回目となる福島第一原子力発電所の処理水の放出を10/5に始めているが、放射性物質に関しても大幅に規制値以下の数値であり、「安全上問題はない」状態であった。 

 

 

処理水 2回目の海への放出 きょうから開始 東京電力 

2023年10月5日 4時14分  

 


 

東京電力福島第一原発=2023年8月24日午前10時59分、朝日新聞社ヘリから、岩下毅撮影      


 

 

東京電力は、福島第一原子力発電所にたまる処理水について、2回目となる海への放出を5日から始めます。          

 

福島第一原発では、トリチウムなどの放射性物質を含む処理水が1000基余りのタンクで保管されていて、東京電力は、基準を下回る濃度に薄めたうえで、ことし8月24日から海への放出を始めました。

1回目の放出(8/24~)9月11日に計画どおり完了し、原発から3キロ以内で採取した海水のトリチウム濃度は、最大で1リットルあたり10ベクレルと、放出の停止を判断する700ベクレルを大幅に下回りました

東京電力は、3日から2回目の放出の準備を始め、1トンの処理水におよそ1200トンの海水を加えて「立て坑」と呼ばれる設備にため、想定どおり薄められているか確認していました。

その結果、トリチウムの濃度は、1リットルあたり63から87ベクレルと、国の基準の6万ベクレルや、自主的な放出基準の1500ベクレル大きく下回ったということです。

2回目の放出は、5日午前中にも始まり(~10/21)、1回目と同様に、タンク10基に入っているおよそ7800トンを17日間かけて連続で放出する計画です。

東京電力は「これまでに安全上の問題は確認されておらず、引き続き緊張感を持って取り組んでいきたい」としています。 


https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231005/k10014216031000.html 

 

 

政府も国際原子力機関IAEA)に検証を依頼して、計画通りであれば「人や環境への放射線の影響は無視できる」との評価を受けている。 

 

 

IAEA福島第一原発 処理水の海洋放出 計画通り進んでいる” 

2023年10月28日 8時16分 福島第一原発 処理水 

 

東京電力福島第一原子力発電所でたまる処理水の海洋放出を巡って、IAEA国際原子力機関は、今月27日まで日本に派遣していた調査団が放出が計画通り進んでいることを確認したと発表しました。 

 

IAEA福島第一原発にたまる処理水を基準を下回る濃度に薄めて海へ放出する計画の安全性を評価していて、放出が開始されてから初めて調査団を日本に派遣し、今月24日から27日まで調査を行いました。

27日には調査団は原発を訪れ、放出に使われている設備やこれまで2回行われた放出のデータの評価などを行ったとした上で、「放出は技術的な懸念がなく、計画通り進んでいることを確認した」と発表しました。

IAEAは去年から各国の専門家でつくる調査団を日本に派遣し、海洋放出が始まる前のことし7月には、日本の取り組みは国際的な安全基準に合致しているとする報告書を公表しています。

IAEA福島第一原発に現地事務所も設け、放出が行われる間は安全性の評価を続ける方針を示していて、今回の調査結果を年末までに報告書として公表するとしています。 

 

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231028/k10014240461000.html 

 

 

その上、日本の環境省は、このALPS処理水の「トリチウム濃度」は検出限界をはるかに下回る濃度であったと発表している。 

 

しかも、処理水放出後8回もモニタリング調査を行っているが、そのいずれでも検出限界を下回ったと発表しているのである。 

 

その検出限界値とは、1リットル当たり10ベクレルだという。これを下回っているということは、全く問題がない、と言うことである。 

(続く)