ALPS処理水放出と習近平の凋落(62)

人民解放軍に支払われる給料もでもが、削減されているというではないか。 

 

こんな状況では人民の不満の声は、大きくなりはしないのかな。 

 

と言う訳で「それどころか中国は今や体制の危機にも直結しかねない動きになり始めているのだ。」とこの論考は結んでいるが、飼いならされている中国人民には、自分たちの生活を良くしようと共産党政府に働きかける勇気は持ち合わせてはいないのではないのかな。 

 

困ったことだ。 

 

だから安全・安心な日本のAIPS処理水を「危険だ、危険だ」と吹聴して、中国人民の不安を外に向けさせていた訳だ。 

 

 

この先中国はどこへ向かうやら、どうも習近平は、この経済不安を解決するすべは持ち合わせてはいない、と見るべきなのではないのかな。 

 

見守るしかないのか。危険なことだ。 

 

もう一つ、習近平のやらかした大失敗を紹介しよう。それは習近平が治水に失敗した昨年'23年7月末~8月初の「北京の大洪水」災害である。 

 

故宮紫禁城までもが冠水してしまったのだ。 

 

 

 

中国・北京の大洪水は「人災」、治水失敗の皇帝・習近平は天から見放された? 

600年以上水没被害のない故宮紫禁城も冠水 

2023.8.4(金)福島 香織 

 

台風5号「トクスリ」による大雨で 中国各地で深刻な被害が出ている(写真:ロイター/アフロ)ギャラリーページへ      

 

中国・北京を襲った記録的な大雨による被害は「人災」との指摘が広がっている。 

 

表面的な開発を優先し十分な治水事業を怠った習近平国家主席の失策との声も。 

 

皇帝の紋章である竜は治水の象徴で、風水師は天に見放されたと騒ぎ立てている。 

 

(福島 香織:ジャーナリスト) 

 

 福建省を直撃した台風5号(トクスリ)は、熱帯低気圧に変わった後も、北京で12年ぶりに最高レベルの暴雨警報が出るほどの集中豪雨をもたらした。8月1日までに洪水によって北京、河北ですでに20人以上の死者が出ている。SNSには、北京市西部郊外の門頭溝区は道路が濁流と化し、人が乗ったままの数十台の自動車を押し流す動画などが多くアップされている。 

 

 被害は1日までに、北京市だけで4.4万人が被災し、12万人以上が避難。災害救急隊員2人の殉職を含めて11人が死亡し、27人が行方不明だ。台風5号福建省ですでに被災者266万人以上、直接経済損失147.5億元以上の大被害を出している。中国全土で被災者は300万人を超える。この大災害は、人災の側面もあり、習近平の治水事業の失敗ではないか、という声も上がっている。 

 

 台風5号7月28日に福建省に上陸、その後北上し熱帯低気圧に変わったのちに、北京、天津、河北地域で連日の豪雨災害をもたらした。特に北京市西部の山間地域の門頭溝区の集中豪雨により永定河の水位が急上し氾濫、川沿いの道路は濁流と化し、沿道の店舗が水没した。 

 

 北京、天津、河北地域の豪雨は29日から始まって、8月1日午前にようやくやんだ。 

 

 SNS上では数十台の自動車が濁流に流される様子や、永定河大橋が水流で破壊される様子、おぼれた少年の蘇生を試みるも間に合わなかった様子などが映された動画が拡散されている。撮影者が悲鳴のように「雨よ、やんで!」「天よ!」と叫ぶ音声なども記録されている。門頭溝賈溝村は洪水で流れてきた土砂や樹木、自動車などで埋もれてしまい村民全員が村を脱出して緊急避難した。 

 

 主要な被災地の門頭溝では洪水や土砂崩れによって多くの電線、変圧器が損壊し、電気供給や通信が途絶えるところも多く出た。1日未明、解放軍は4基のヘリを緊急出動させ、車両や建物に閉じ込められた市民に飲食や雨具などの救援物資を届けたり、傷病者の救援を行ったりしたという。 

 

 門頭溝豊沙線安家荘駅付近では冠水で、列車が立ち往生していた。列車内は、夏休みで新疆ウルムチ旅行からの帰路にある家族連れが多く、高温と飲料水不足で具合が悪くなる乗客も多く出た。門頭溝は水道、電気、ガス、通信の供給が停止され、公共交通もすべて停止。陸の孤島となったのだった。 

 

 門頭溝に近い房山区も洪水で、1万人以上が暮らす社区(コミュニティー)が深さ1.5mの水につかった。永定河大橋から、河面が急上昇して家を押し流す様子が目撃された。永定河の氾濫は50年以上ぶりだという。最新の排水設備が設計されているという触れ込みだった北京大興空港の停機場の大部分が冠水し巨大な湖のようになった。 

(続く)