靖国神社への公式参拝は必要。(3/3)

8.靖国神社参拝

2007年8月15日午前、小泉前首相は、東京・九段の靖国神社を参拝された。とても良いことである。

更に、超党派国会議員でつくる「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」のメンバー46人も同日午前、靖国神社を参拝された。

自民党41人、民主党4人、無所属1人の46人の人たちである。

また、高市早苗沖縄担当相も、同日午後靖国神社を参拝された。

まことに喜ばしいことである。

然るに現首相の安倍晋三はどうであろうか。

毎年靖国神社を参拝された、小泉前首相以上に靖国参拝への「こだわり」は強いはずだ。しかし中韓両国との関係改善に配慮するあまり、靖国神社に参拝したかどうかは明言しない「あいまい戦術」をとっている。

「戦う姿勢を持ち続けていたい」と言う割には、逃げている。靖国神社に参拝しないで、胡錦濤にあったからと言って何の功名になろうか。

参院選の惨敗はすでにここから兆している。地位が高くなればなるほど毅然としなければならない訳だか、安倍晋三は逆だ。

地位が高くなればなるほど、逃げ腰になっている。閣僚の任命・罷免でもそうだ。

これでは困る。

胡錦濤と会ったからと言って、胡錦濤を日本へ招待したからと言って、日本に何の得があるのか。ガス田開発を遠慮してくれるか。尖閣列島を横取りしないか。そんなことはない。へつらえばへつらうほど高飛車に出でくるだけだ。日本国の防衛のためなら核爆弾の投下も厭わない、と言う態度が外交交渉には必要なのだ。

安倍晋三は中国の工作に篭絡されていないか、それが心配だ。

靖国神社に参拝できないような日本国の首相なら、早く替えてほしい。

何はともあれ、日本ために死んでいった靖国英霊もこれでは永久に浮かばれないだろう。日本のアイデンティティも失われてしまう。

8月5日の中日新聞の「視座」で、J.カーティスと言う米コロンビア大学の教授が自民党参院選の敗北の要因を次のように分析している。

(1)国民は、指導者としての安倍晋三の指導力の無さに、決定的な NOを突きつけた。閣僚の不祥事に対する安倍晋三の対応のまずさには、側から見ていても国民を馬鹿にしている。従って、安倍晋三の取り巻きはもっと悪い。何故忠告が出来なかったのか。

(2)政権交代の選挙でないと言いながら、国民の関心事を優先しなかった。政権交代に関係ないのなら、何故国民の関心事を優先しなかったのか。

(3)そのため、発生している格差にも目を向けていない。国民はそういう姿勢にNOと言ったのである。

こういう時だからこそ、毅然として靖国神社へ参拝することが必要である。

逆説的にいえば、靖国神社へ参拝すると決断できていれば、上記の三つの要因は克服できていたと、考えられる。

自分の信念を周囲の状況が悪いからと言って変えてしまうと言う精神だから、毅然とした閣僚への指導も出来ず、状況分析が間違うのである。

慰安婦問題に対しても、のこのことアメリカくんだりまで行って、間違いを堂々と正しもせずに謝ってしまうのだ。

それだから、安倍晋三は中国の工作(員)に篭絡されていないかと、心配するのだ。

(終わり)