(5)12月20日13時より、衆議院第二議員会館第一会議室において
「教科書検定への政治介入に反対する会」は、「集団自決」検定問題に関する緊
急集会を開催した。その場で「新しい教科書を作る会」の藤岡信勝会長は、(再)
訂正申請についてはあくまでも「直ちに却下すべし」と主張した。そして次のような
決議文を満場一致で決議した。
(要約)
・文科省の12月初旬の直接的な軍の命令や強制によると言う断定的な記述
は認めない「指針」は評価する。
・他方、「集団自決」に至る「複合的な背景、要因」の記述を求めていること
は、納得できない。速やかに却下すべきである。
・この記述は、「軍の強制」を認めることにつながり、反日イデオロギーを公認す
ることであり、日本国民及び日本国の名誉を傷つけるものである。
・このような再訂正を却下するよう、文科省及び福田首相の過ちなき対応を
求める。
と言うものである。そして
12月20日午後3時に、文科省を訪れこの「決議文」を手渡すと共に、再訂正
の問題点を指摘し、直ちに却下するよう強く要求した。
文科省も、もし再訂正させるのならば、この村に有力者の協議と村民たちのと
ころへ砲弾が打ち込まれ、逃げ場を失っていたと言う事も、記載させなければ
ならない。そうでなければ、どれもこれも、「過度に単純化した表現」となり望ま
しくない。
これを見ると(1)項の検定内容は、当を得ている内容である。どこが悪いのか。
再訂正の必要などさらさら感じられないし、実際に存在していない。
(6)しかしながらその結果が12月26日、文科省から発表された。
再訂正申請が承認されたと言うのが冒頭の記事なのである。福田も渡海も間
違っている。
(続く)