4.「アサヒった」数字
(1)2007年9月30日朝日新聞、朝刊 には
前日の9月29日(土)に行われた県民大会を、「集団自決強制」削除、沖縄
11万人抗議 との見出しで、おどろおどろしく報道した。そして
「『集団自決』が日本軍の関与なしに起こりえなかったことは紛れもない事実。
…
事実を正しく伝えることは我々に課せられた重大な責務」と伝えている。
しかしながら、集団自決に日本軍が関与しなかったことは、曽根綾子氏の『集
団自決の真実』で明らかである。上記の「3.集団自決の真実」で紹介したと
おりである。朝日新聞は事実を伝えるどころか、日本国民に虚妄を報道して
喜んでいる、と見られても仕方ない。しかも参加人員を、何のためらいもなく
「沖縄11万人抗議」と大誤報している。
(2)琉球新報は9/30に「11万6000人結集」との見出しで、
見開き二頁で会場の全景写真を掲載した。写真が大きいため熊本大学の学
生グループが、手分けをして一週間掛けて数えたという。すると「1万3037
人」と言う数字だったという。
また、(株)テイケイという警備会社が、社長命令で社員が手分けをして、別の
カラーの航空写真を接写・拡大して数えたところ、視認可能な参加者は
「1万8178人」と言うことだった。
建物に隠れている人数を推定しても、1万9千人から2万人に過ぎないこと
がわかったという。(以上正論'07/12月号藤岡信勝氏論文)
(3)沖縄タイムスは9/28に「9.29県民大会特集」として、8頁を割き、
無残な姿で死んでいる住民の写真を掲載しているという。
そこには「沖縄戦の『集団自 決』で亡くなった住民たち」と説明がつけられているという。
ところがこの写真は集団自決で亡くなった住民の写真ではなく、米軍の攻撃
で亡くなった人達の写真なのだそうです。双葉社の『決定版 日本の終戦46
人の目撃者 米国国防総省報道写真班の証言秘録』に載っているのと同じ写
真だそうです。それには、米軍の攻撃で亡くなった住民とされているという。朝
日新聞をはじめ、これら報道各社は自分たちの言っていることと、全く逆の姿
勢で、捏造した記事を売っているのです。
沖縄タイムスのこの記事の見出しは、「歪曲される沖縄戦」と言うもので、まさ
しく歪曲された報道でした。
(以上WiLL'07/12月号奥茂治氏・井上和彦氏記事)
(4)本当に11万人だとすると、
概算1平方メートルに6人が詰め込まれている勘定になるという。これではあ
の奴隷船状態だ。更に会場行きのバスは片道無料だった。しかも、55人乗り
のバスに換算すると2,000台となる。2往復するとしても1,000台が必要
となる。果たしてそれだけのバスが調達できるものか。
(5)「アサヒる」と言うこと
上記のWiLLの山際澄夫氏の論文によると、「アサヒる」とは、次のことを意味
するという。すなわち
歴史的な事実やニュースを捏造し、後でそれが間違いであることが明らかにな
ってもきちんと謝罪することなく、論点をすり替えたり、居直ったり、知らんふりを
したりすることの総称。
まことに言い得て妙である。南京事件や従軍慰安婦問題などは、まさにこの
朝日新聞の「アサヒった」事からすべてが始っている。
1971年、朝日新聞の本多勝一記者の「中国の旅」と言うアサヒった連載記
事から、すべての大誤報が始っている。朝日は、世界と交流を断っていた中
国に、わざわざ日本軍の残虐行為を取材させてくれ、といって取材に行ったの
である。中国共産党はこれ幸いと、残虐行為を作り上げ本多に吹聴した。本
多勝一と朝日新聞はそれらをなんら「検証」や「調査」などせずに、連載した。
このアサヒった記事で日本国民は大きな衝撃を受け、日本軍に対する間違っ
た内容が定着してしまった。
まさに朝日新聞は極悪人である。改めなければ必殺仕置き人も必要となろう。
(続く)