燃料電池の動作原理はこんななものだ。
STEP
1、空気を吸い込む
2、吸い込んだ酸素と高圧水素タンクから水素を燃料電池へ送る
3、燃料電池スタックでは、化学反応で電気と水を発生させる
4、電気をモーターや2次電池に送る
5、その電気でモーターを回してFCVは走る
6、水を車外へ排出
水素ステーションより高圧水素タンクに、水素を充填する。
車を始動させて、空気(酸素)を取り込む。
FCスタック(燃料電池)で化学反応させて、電気を発生させる。
その電気は、モーターと駆動用バッテリーへ送られる。
駆動用バッテリーからもモーターへ電気が送られる。
モーターが前輪を駆動させて、走行する。---ここら辺のカラクリはTHSⅡでマスターしたもので、トヨタが得意するところである。
駆動用バッテリは、HV車で使い慣れたカムリHV用と同じニッケル水素2次電池だ。
駆動用モーターやパワーコントロールにニットは、レクサスRX450hと同じものだ。
・MIRAIは、水素をエネルギー源として発電して走る燃料電池自動車(FCV)です。
・FCシステム
エネルギー源となる水素は、さまざまな一次エネルギーから作ることができ、将来有望なエネルギーの1つです。自社開発の「トヨタFCスタック」や高圧水素タンクを中心とした燃料電池技術と、ハイブリッド技術を総合した「トヨタフューエルセルシステム(TFCS)」を採用。内燃機関に比べエネルギー効率が高く、走行時に車両からのCO2や環境負荷物質を排出しない優れた環境性能を実現、3分程度の水素の充填で、十分な航続距離を得られるなど、ガソリンエンジン車と同等の利便性を備えています。
・MIRAIの価値
「一目でMIRAIとわかるデザイン」、全車速域モーター走行による優れた加速性能と圧倒的な静粛性に加え、低重心化などにより操縦安定性を高めた「走りの楽しさ」、災害時などに活用が期待される「大容量外部電源供給システム」など、次世代車にふさわしい価値を提供しています。
[ ]内はクラウン・アスリートS、3.5Lエンジン2WD車のスペックを示す。
車両・走行距離 約650km('16年度以降の新規格の水素ステーションで充電した場合は約700km)
車両・最高速度 175km/h [?]
FCスタック・体積出力密度 3.1kW/L(世界トップレベル)
FCスタック・最高出力 114kW(155PS)[ 232kW(315PS)/6,400rpm ]
2.5LアスリートGは[149kW(203PS)/6,400rpm]
高圧水素タンク・本数 2本
高圧水素タンク・公称使用圧力 70MPa(約700気圧)
高圧水素タンク・タンク貯蔵性能 5.7wt%(世界トップレベル)
(60L+62.4L=122.4L) [Gas.tank,71L]
モーター・最高出力 113kW(154PS)[232kW(315PS)/6,400rpm]
モーター・最大トルク 335N・m(34.2kgf・m)[377N・m(38.4kgf・m)/6,400rpm]
全長 4,890mm[4,895mm]
全幅 1,815mm[1,800mm]
全高 1,535mm[1,450mm]
車両重量 1,850kg[1,630kg]
最小回転半径 5.7m[5.2m]
ホイールベース 2,780mm[2,850mm]
トレッド(F/R) 1,535mm/1,545mm[1,545mm/1,545mm]
最低地上高 130mm[135mm]
室内長 2,040mm[1,975mm]
室内幅 1,465mm[1,510mm]
室内高 1,185mm[1,190mm]
乗車定員 4名[5名]
(続く)