次世代エコカー・本命は?(33)

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燃料電池の動作原理はこんななものだ。   

STEP

1、空気を吸い込む

2、吸い込んだ酸素と高圧水素タンクから水素を燃料電池へ送る

3、燃料電池スタックでは、化学反応で電気と水を発生させる

4、電気をモーターや2次電池に送る

5、その電気でモーターを回してFCVは走る

6、水を車外へ排出

 

水素ステーションより高圧水素タンクに、水素を充填する。

車を始動させて、空気(酸素)を取り込む。

FCスタック(燃料電池)で化学反応させて、電気を発生させる。

その電気は、モーターと駆動用バッテリーへ送られる。

駆動用バッテリーからもモーターへ電気が送られる。

モーターが前輪を駆動させて、走行する。---ここら辺のカラクリはTHSⅡでマスターしたもので、トヨタが得意するところである。

 

駆動用バッテリは、HV車で使い慣れたカムリHV用と同じニッケル水素2次電池だ。

駆動用モーターやパワーコントロールにニットは、レクサスRX450hと同じものだ。

 

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・MIRAIは、水素をエネルギー源として発電して走る燃料電池自動車(FCV)です。

 

・FCシステム

エネルギー源となる水素は、さまざまな一次エネルギーから作ることができ、将来有望なエネルギーの1つです。自社開発の「トヨタFCスタック」や高圧水素タンクを中心とした燃料電池技術と、ハイブリッド技術を総合した「トヨタフューエルセルシステム(TFCS)」を採用。内燃機関に比べエネルギー効率が高く、走行時に車両からのCO2や環境負荷物質を排出しない優れた環境性能を実現、3分程度の水素の充填で、十分な航続距離を得られるなど、ガソリンエンジン車と同等の利便性を備えています。

 

・MIRAIの価値

「一目でMIRAIとわかるデザイン」、全車速域モーター走行による優れた加速性能と圧倒的な静粛性に加え、低重心化などにより操縦安定性を高めた「走りの楽しさ」、災害時などに活用が期待される「大容量外部電源供給システム」など、次世代車にふさわしい価値を提供しています。

 

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[ ]内はクラウン・アスリートS、3.5Lエンジン2WD車のスペックを示す。

車両・走行距離 約650km'16年度以降の新規格の水素ステーションで充電した場合は約700km

車両・最高速度 175km/h [?]

 

FCスタック・体積出力密度 3.1kW/L(世界トップレベル)

FCスタック・最高出力    114kW(155PS)232kW(315PS)/6,400rpm ]

  2.5LアスリートGは149kW(203PS)/6,400rpm]

 

高圧水素タンク・本数 2本

高圧水素タンク・公称使用圧力 70MPa(約700気圧)

高圧水素タンク・タンク貯蔵性能 5.7wt%(世界トップレベル)

(60L+62.4L=122.4L) [Gas.tank,71L]

 

モーター・最高出力 113kW(154PS)[232kW(315PS)/6,400rpm]

モーター・最大トルク 335N・m(34.2kgf・m)[377N・m(38.4kgf・m)/6,400rpm]

 

全長    4,890mm[4,895mm]

全幅    1,815mm[1,800mm]

全高    1,535mm[1,450mm]

車両重量 1,850kg1,630kg

最小回転半径 5.7m[5.2m]

 

ホイールベース 2,780mm[2,850mm]

トレッド(F/R)   1,535mm/1,545mm[1,545mm/1,545mm]

最低地上高    130mm[135mm]

 

室内長 2,040mm[1,975mm]

室内幅 1,465mm[1,510mm]

室内高 1,185mm[1,190mm]

 

乗車定員 4名[5名]

(続く)