日本のご皇室と英国王室(48)

こんな「金銭問題」や「小室家の事情」は、それなりにしっかりと調査すれば分かったことではないのかな。だからしっかりと調査の上、秋篠宮様眞子さまにご説明申し上げて、事前にご判断を仰いておけばこんなに深入りした状態には陥らなかった筈だ。



眞子さまの言う「私たちにとっては、お互いこそが幸せな時も不幸せな時も寄り添い合えるかけがえのない存在であり、結婚は、私たちにとって自分たちの心を大切に守りながら生きていくために必要な選択です」と言うことは、眞子さまが皇族であるから言えることであり、もし本当に皇族を離脱して一時金も貰えない状況下でもこんなことが言えるのか、疑問もあるところである。

もし本当に必要な選択だと今でも思っていらっしゃるのなら、小室圭が弁護士資格を取得したら勝手に皇室を離脱してアメリカに行ってしまえばよかろう。眞子さまは皇族としての認識が欠けていおられるので、すんなりと実行できるのではないのかな。



こんなにこじらせてしまった原因の元は、宮内庁の調査不足にある。宮内庁がしっかりと「小室家の事情」や「金銭問題」を把握して、事前に、秋篠宮様眞子さまにご説明申し上げていれば、ここまで深くこじらせこともなかったかもしれないのだ。宮内庁切腹ものだ。が、今からでも遅くはない、眞子さまの皇室離脱を確実に進めることだ。



この宮内庁の失態について、論じている論考はあまり見当たらないのが、残念なところである。

その宮内庁では、眞子さまの「10月結婚説」に対しては、どう対応するつもりなのかお伺いしたいものだ。



宮内庁としては予算も取っていないし、「何も決まっていない」というのが、本当のところの様だ。





「まだ、なにも決まってないというのが本当のところ」眞子さま10月結婚説”と背反する“皇室の基本方針”

大山 寛大

2021/04/29 https://bunshun.jp/articles/-/45126?page=1

 

 秋篠宮家の長女、眞子さまの結婚問題が、ますます混迷している。

 48日、婚約が内定している小室圭さんが、自分の母親と母親の元婚約者との間の金銭トラブルについて、改めて説明する文書を公表した。しかし、国民が納得するには程遠い内容で、批判が増している。新型コロナウイルス感染拡大が止まらない中、425日には緊急事態宣言が東京など4都府県に発令された。コロナ禍で、多くの国民が大変な思いをしている中で、眞子さまの結婚という皇室慶事を、進めてよいものなのか疑問が残る。



眞子さまの結婚延期から26日で丸3年が経った小室圭さんと、今後のご対応に注目が集まる秋篠宮さま ©JMPA /共同通信社

この記事の画像(27枚)https://bunshun.jp/articles/photo/45126

 小室さんが公表した文書はA4判で、本文24ページと概要4ページの計28ページもの膨大なものだった。小室母子は、借りた金ではなく贈与金であると主張し、元婚約者と長年トラブルとなっている。そのため小室さんは、この文書で「私や母と元婚約者の方との間にこれまであったやり取り等について実際の経緯をある程度明らかにすることを通じて、これまで世の中に出回ってきた金銭トラブルと言われている事柄に関する誤った情報をできる範囲で訂正する」と、その目的を説明した。

「借金を踏み倒そうとした人間の家族に」の強い主張

 また、金銭トラブルを早く解決するため、元婚約者に解決金をどうして支払わないのかという疑問に対して、「お金をお渡しすれば借金だったことにされてしまう可能性は高いように思えました」「借金だったことにされてしまえば、元婚約者の方のおっしゃることが正しかったということになり、私や母は借金を踏み倒そうとしていた人間だったのだということになります。これは、将来の私の家族までもが借金を踏み倒そうとした人間の家族として見られ続けるということを意味します。それを仕方のないことだとは思いませんでした。一般的には金銭トラブルと呼ばれていますが、切実に名誉の問題でもありました」と、強く主張した。



報道陣に強い視線を向けていた婚約婚婚の小室圭氏 ©文藝春秋

報道陣に強い視線を向けていた婚約婚婚の小室圭氏 ©文藝春秋



 しかし、最後には「『認識の食い違いの整理』段階で話し合いが頓挫している」ことを素直に認めている。結局、金銭トラブルが未だ解決できないままであることが明らかになった。

 私も長い文書に挑戦してみた。しかし、読み進めるうちに、「そこではないだろう。秋篠宮さまや国民が求めていることは」と、もどかしくなった。最後まで熟読したが、徒労感だけが残った

 2018年夏、小室さんは金銭トラブルの解決を放置したまま留学のため渡米した。その年の11月、誕生日会見で秋篠宮さまは次のように金銭トラブルの解決を求めた。

今いろんなところで話題になっていること、これについてはきちんと整理をして問題をクリアするということ(が必要)になるかもしれません。そしてそれとともに、やはり多くの人がそのことを納得し喜んでくれる状況、そういう状況にならなければ、私たちは、いわゆる婚約に当たる納采の儀というのを行うことはできません



秋篠宮は2018年の会見で、「多くの人がそのことを納得し喜んでくれる状況、そういう状況にならなければ、私たちはいわゆる婚約にあたる納采の儀というのを行うことはできません」と発言 ©JMPA

秋篠宮2018年の会見で、「多くの人がそのことを納得し喜んでくれる状況、そういう状況にならなければ、私たちはいわゆる婚約にあたる納采の儀というのを行うことはできません」と発言 ©JMPA



「やはりきちんと、どういうことなんだということを説明をして、そして多くの人に納得してもらい喜んでもらう状況を作る、それが『相応の対応』の意味です



秋篠宮さまはそんなことを期待されているわけではない」

 ある皇室関係者はこう話してくれた。

秋篠宮さまが期待しているのは、金銭トラブルの早期、解決です。小室さん側が元婚約者ときちんと話し合い、和解すること。その上で、早く『多くの人に納得してもらい喜んでもらう状況を作る』ことなのです。それが眞子さまと婚約するための大きな条件と言えます。

 小室さんが公表した文書には、『金銭トラブルと言われている事柄に関する誤った情報をできる範囲で訂正する』という主眼が書かれていましたが、秋篠宮さまはそんなことを期待されているわけではないと思います。そのことが残念ながら小室さんには、理解できないようです



初々しい小室圭さんと眞子さま。2人は学生時代に出会った ©JMPA

初々しい小室圭さんと眞子さま2人は学生時代に出会った ©JMPA



 文書公表から4日後に、小室さんが元婚約者に解決金を渡して問題を円満に収めたい意向であることが明らかになったが、こうした、小室さんのちぐはぐな対応もまた、国民を失望させた。秋篠宮家の長女であり、天皇陛下の姪である眞子さまの結婚相手として相応しいのかどうか。多くの人が小室さんに対して、不安に感じ、心配することも無理はないのではなかろうか。


(続く)