さて、この・「日本学術会議」は親共・容共組織(52)・('21.2.12)というブログは、静岡県の川勝平太知事の悪逆無道なJR東海への物言いで、『 川勝知事を筆頭とした静岡県がやっていることは、静岡県民の利益になっているのだろうか。冷静な議論を求めたい。』という結論で、'21.2.12のNO52で終えていたが、この'21/6/20の静岡県知事選挙で最高の悪(わる)の川勝平太が当選してしまった。
静岡県民も、最高の悪を選ぶとは(敢えて頓馬とは言わないが)何たる世間知らずの県民であることよ。
静岡県民は、県知事である川勝平太が何故リニア新幹線に反対しているかの根本思想をご存知ない、とみえる。
そのため、そのことを少しここで論じてみよう、従って表題も「静岡県知事川勝平太・悪逆無道」としておく。
静岡知事に川勝氏4選 リニア開業、遠のく可能性
- 2021/6/21 1:30
- 日本経済新聞 電子版
静岡県知事選で4選を確実にした川勝平太氏(中央)=20日、静岡市内
20日投開票の静岡県知事選で川勝平太知事が4選を果たした。水資源への影響を理由にリニア中央新幹線の静岡工区の着工を認めていない川勝氏の続投で、すでに延期が不可避となっている2027年の開業がさらに遠のく可能性がある。
川勝氏はトンネル掘削に伴う大井川の水量減少などへの懸念を訴えてきた。20日夜の勝利宣言では「南アルプスの水、環境を守ることを託された。しっかりと解決の道筋を付ける」と強調。記者団に「徹底的に工学的科学的な議論をする。(建設主体の)JR東海と公開で議論し、県民に知ってもらう」と語った。
JR東海の広報担当は20日夜、知事選についてのコメントは控えるとしながら「国の有識者会議に真摯に対応し、引き続き大井川流域の皆様のご懸念の解消に努めていく」と話した。
同社はすでに沿線各地で工事に着手しているが、山梨、静岡、長野の3県を通る南アルプストンネルは静岡工区のみ滞っている。国土交通省が設けた有識者会議は21年3月に「トンネル掘削による中下流域の地下水量への影響は極めて小さい」とする中間とりまとめの素案を公表したが、川勝氏は結論が出ても「容認できるかどうかは別」との姿勢を示していた。
同社は21年4月、リニアの品川―名古屋間の総工費が難工事への対応などで1・5兆円増え7兆円にのぼる見通しも発表しており、停滞が続けばさらなる追加コストが発生する可能性がある。正式に開業延期を決める場合は、工事実施計画の変更を申請し、改めて国土交通省の認可を得る必要がある。
リニア中央新幹線の静岡工区を巡る経緯
2011年 |
リニア中央新幹線の整備計画が決定 |
---|---|
14年 |
JR東海が工事実施計画の認可を国に申請。品川ー名古屋間を着工 |
17年 |
工事で出た湧き水を大井川に全量戻すよう求める川勝知事の意見を県がJR東海に提出 |
20年 |
|
21年6月 |
静岡県知事選で川勝氏が4選 |
27年 |
品川ー名古屋間が開業予定(延期へ) |
37年にも |
名古屋ー大阪間が開業予定 |
川勝氏との一騎打ちとなった元自民党参院議員の岩井茂樹氏は、リニアを所管する国土交通省の副大臣経験者。川勝氏の当選確実の報を受け記者団に「大井川(の流量減少などの)問題は、遊説で語り尽くすにはあまりにも時間が短すぎるということもあったかもしれない。農業、経済政策、国土強靱化などもっと言いたいことがあった。言うべきことが限定されてしまった感が否めない」と語った。
【関連記事】
・静岡知事選、川勝氏が4選 岩井氏との一騎打ち制す
・科学的検証も溝埋まらず リニア沿線に100年前の記憶
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC201LD0Q1A620C2000000/?n_cid=NMAIL006_20210621_A
リニアが開業すれば、その経済効果は16.8兆円との試算もあるやに聞くが(https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA076EH0X00C21A5000000/)、川勝平太はJR東海が『「事業凍結を宣言することが望ましい」』とする書簡を菅総理に送っているので('21.02.08のNO48参照のこと)、リニア新幹線そのものに反対なのかもしない。
ただ単に『静岡工区の工事が、トンネル掘削による川の水量減を心配する静岡県などとの協議が整わず未着工』ということだけではなくて、ほかにも深刻な理由をお持ちのようだ。
なんと言ってもリニア新幹線が走り出せば、世界中の目が釘付けとなるに違いない。そうすれば日本の新幹線輸出にはかなりの追い風が吹くことになる。
そうなると困る国が出てくることになる、そう中国である。中国は日本の技術を盗んでさも中国が開発したもので御座いとばかり、低開発国にこの新幹線を盛ん売込んでいるからである。
リニア新幹線が日本で走られては一番困るのが中国なのである。川勝平太がJR東海にイチャモンを付けて、リニアを遅らせていれば中国としてはとてもありがたいことなのである。
川勝平太は、中国のお先棒を担いでいるということである。そう言って警鐘を鳴らしている論考が、WiLL2021年7月号の「リニアの夢を砕く 川勝平太静岡県知事はズブズブ親中派」(評論家・翻訳家白川司氏)である。
これは2020年9月18日付の『【白川 司】「リニアの夢」を邪魔する "親中派" 川勝静岡県知事』(https://web-willmagazine.com/social-history/9ckQh)を縮小した改訂版であろう。ご一読されるとよい。
「 現在、日本では地方分権の声が大きくなっている。だが地方分権がこのまま進み、その地方が積極的に中国の「静かな侵略」に侵されたとき、私たちは打てる手などあるのか。そうでなくとも、中国の静かな侵略はすでにいくつもの地域で進んでいる。」と警鐘を鳴らして最後を結んでいる。
川勝平太のごねる理由は、東海道新幹線に掛川と静岡駅の間に「静岡空港駅」を、新設させたいがためと言われていたが、真の目的は、中国に先にリニアを走らせるために、日本のリニア工事を差し止めているのである。事ここに至っては、川勝平太はそのどす黒さを顕わにし出してきた。
(続く)