東京五輪2021、成功するか?(25)

もともとギリシャで始まった「古代オリンピック」は、全能の神ゼウスをはじめ多くの神々を崇めるための、神域における競技祭であった、とJOCのホームページには記されている。

(JOC - オリンピックの歴史(1) オリンピックの誕生    https://www.joc.or.jp/column/olympic/history/001.html)

 

当初は「スダディオン」というコースを走る「競争」だけだった、と書かれている。その後競技種目も増えて、ギリシャ全土から競技者が参加したために、偉大な宗教行事であったために、このオリンピアの祭典には各地で起こっていた戦争を中断して、それこそ全国から場合によっては戦争地域までも通過してオリンピアに競技者達が集まったと言われている。

 

当初はギリシャ人だけが参加する祭典であったが、ギリシャがローマに支配されたことからローマの支配する地中海全域から競技者が参加することとなり、戦乱であればその休止期間も長くなり、あたかもその期間は戦乱がなく平和が維持されたと言う。

 

そのため、今では(?昔から)平和の祭典と認識されている、という事のようだ。

 

最後の古代オリンピックが開催されたのは、393年の第293回リンピック競技大会だそうだ。

 

それが1892年にフランスの「ピエール・ド・クーベルタン男爵」が、近代オリンピックの復興を唱えたことから、1896年に記念すべき第1回近代オリンピックが故郷のアテネで開かれたのである。

 

ちなみに、1964.10.10()~24()の15日間の東京オリンピックは、第18回、今回の東京五輪2020(7/23~8/8)は、第32回オリンピック競技大会である。

 

f:id:altairposeidon:20210822150116p:plain

 

f:id:altairposeidon:20210822150143p:plain

(https://ja.wikipedia.org/wiki/2020東京オリンピック より)

 

 

だがトヨタはボイコットすべき五輪を間違えている、と米紙は力説している。北京大会こそボイコットすべき大会なのだ。

 

 

米紙、トヨタの五輪対応に疑問 北京大会こそ辞退を

202107262056

 

トヨタ自動車のロゴ(AFP時事) 

 【ワシントン時事】米紙ワシントン・ポスト(電子版)は25日、東京五輪用のCMの国内放映を見送ったトヨタ自動車の対応に疑問を呈し、来年の北京冬季五輪こそ「ボイコット」すべきだと唱えるコラムを掲載した。

 

トヨタ社長、開会式出席見送り CMも放送せず―無観客五輪

 

 コラムは、CM見送りと豊田章男社長の開会式欠席について「不幸なことに彼らは違う五輪をボイコットしている」と指摘。中国政府のウイグル族弾圧や香港での自由の抑圧に触れ「体制礼賛を正当化する式典に、何事も起きていなかったかのように企業幹部が列席するのは想像しがたい」と訴えた。

 トヨタ国際オリンピック委員会(IOC)との間で北京五輪を含む2024年大会までの最高位スポンサーの契約を結んでいる。

 コラムは新型コロナウイルスで日本国民の多くが五輪開催に反対していることにも言及。一方「忘れてはならないのは、日本人が刑務所送りを恐れることなく、自由に不満を表明できることだ」と述べ、CM見送りへの違和感を強調した。

 また、今回トヨタが「政治的決定を迅速に行えることを示した」と指摘し、北京五輪についても素早い対応を促した。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2021072600611&g=int

 

 

 

トヨタは、今回のオリンピックでは五輪関係者の移動のためのファシリティの提供だけに限っただけの活動をしていた様だ。FCVを使っていたので(環境・安全)には配慮していた様だが、いわゆる「大会関係者の輸送支援」で、オールトヨタでの東京五輪2020支援は止めていたようだ。何と「けつの穴」の小さいことか。

 

売店でも、東京五輪色はゼロであった様だ。もちろん販売店を訪れるお客様への「五輪哲学」のPRである。小生が意図していたものは、トヨタ車を売るための宣伝・広告ではない。

(続く)