反社会的団体の(旧)統一教会(63)

岸田内閣としては内閣の役付きについては、それなりにしっかりと調査し誓約をとっているようだが、おかげで内閣支持率は16ポイントも下落して36%にまで下落してしまったようだ。 

 

公明党公明党で、選対委員長と国対委員長の二人が統一教会関係の月刊誌からインタビューを受けていたことがわかり、訳の分からない言い訳をしている。 

 

自民党としては、カバナンスコードを改定して、「社会的に問題が指摘されている団体との関係は一切持たない」としている。党としての管理が徹底できれば良いのだが、当座はこれでお茶を濁すようだ。 

 

 

茂木幹事長、旧統一教会巡り「疑念持たれかねない行動は反省を」  

毎日新聞  2022/8/23 18:38(最終更新 8/23 18:39) 1150文字 

 自民党茂木敏充幹事長     

 

 自民党は、党所属議員と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)や関連団体との関係が相次いで明らかになった問題を受け、党運営の指針となる「ガバナンスコード」に「社会的に問題が指摘されている団体との関係は一切持たない」と明記する方針だ。内閣支持率の急落を受け、党として対応を示す必要に迫られた形だ。 

 

 ガバナンスコードに明記する方針は、茂木敏充幹事長が22日の仙台市での講演で明らかにした。 

 

 ガバナンスコードは、政治倫理の徹底などを図る目的で同党が5月に決定した。茂木氏は講演で「疑念を持たれかねない過去の行動は反省し、今後の教訓にしていくことが必要だ」と強調。十分な確認をせず教団関連の会合に出席するケースが多いことから、「議員を中心に事務所全体でチェックできる体制を築くことが必要だ」とも述べた。 

 

 旧統一教会問題を巡り党執行部は当初、党と教団の組織的関与は「一切ない」(茂木氏)と強調し、個々の議員の説明に委ねてきた。だが、各議員の調査や説明が不十分との批判が噴出。20、21両日に毎日新聞と社会調査研究センターが実施した全国世論調査内閣支持率が16ポイント減の36%まで落ち込むなど、報道各社の調査で政権の支持率は軒並み低下。政権は対応に追われている。 

 

 岸田文雄首相は22日、オンライン形式で記者団の取材に応じ、閣僚らと教団の接点が相次ぎ判明していることに「政府が疑念を持たれることがないよう過去の説明をしっかりし、未来に向けて、こうした団体との関係については絶っていただくよう徹底していくことは重要だ」と強調。教団などとの接点が明らかになった閣僚らを交代させるかについては「しっかり点検し、今後の行動について明らかにしてもらわなければならない。それを徹底したい」と述べるにとどめた。 

 

 いずれにしても調査や対応は各議員ら個人に委ねる方針は変わっておらず、立憲民主党泉健太代表は23日の党会合で「調べない、説明をしない、今後について明言をしないの『3ない』状態の中で全てを闇に葬ろうとしている。絶対看過できない」と批判した。 

 

 公明党山口那津男代表は同日の記者会見で、旧統一教会問題について「主として自民党の議員との関係がかなり多数を占めている」と指摘。「社会的な問題やトラブルを多数抱える宗教団体との関係は慎重に対応していくべきだ」として「岸田政権として国民の不信や疑念を招かないように今後の対応を明確にしていく必要がある」と注文を付けた。 

 

 一方で公明党高木陽介選対委員長と佐藤茂樹国対委員長が、過去に旧統一教会と関係が深いとされる月刊誌のインタビューを受けていたことについては「それ自体が許されないこととは必ずしも考えていない」と述べ、党として調査を実施しない考えも示した。【宮原健太、加藤明子 

 

https://mainichi.jp/articles/20220823/k00/00m/010/206000c 

 

 

だがもう一人忘れてはならない人物がいる。 

 

それは自民党細田博之衆議院議長である。細田議長と安倍元首相は「どの団体の票をどれだけ割り振るか」と言ったことを決める立場にあり、その関係で票を持っている団体の統一教会と関係していた、と言うことのようだ。安倍さんが出るわけにもいかずに、細田氏が前面に出ていたということのようだ。 

 

だからと言って、法律的にも道徳的にも、かなっているということではない。 

 

 

自民党細田博之衆議院議長統一教会との「ズブズブ写真」  

新たに入手 教団と政治家をつなぐ「清和会の窓口」だったのか…… 2018年3月、関連団体の会合で教団トップらと記念撮影 

FRIDAYデジタル 2022/11/02 11:00 

 

’18年3月、関連団体「世界平和女性連合」の会合に出席した細田議員。当時の会長など教団の大物と記念撮影         

 

上写真の中央に、満面の笑みで収まる自民党細田博之衆議院議長(78)。これは、’18年3月23日、都内で開かれた旧統一教会の関連団体「世界平和女性連合」主催の会合で撮られた一枚だ。 

 

かねてから旧統一教会との関係が取り沙汰されてきた細田議員だが、対応は9月29日と10月7日に公表した文書のみ。’18年3月の「世界平和女性連合」の会合への出席は、その文書のなかで触れてはいるものの、経緯や会合の内容については一切説明されていなかった。 

 

だがやはり、その関係は「会合出席」だけにとどまらない深いものだった。本誌が入手した記念写真には、教団とのズブズブぶりがはっきりと示されている。 

 

「『世界平和女性連合』は、文鮮明(ムンソンミョン)教祖とその妻の韓鶴子(ハンハクチャ)総裁が創設した組織です。その会合で細田議員が写真を撮ったのは、教団のトップ層とも言える大物たち。細田議員の右に写っているのは、旧統一教会徳野英治会長(当時)で、左が世界平和女性連合文妍娥(ムンヨナ)・世界会長(当時)。右端は世界平和女性連合堀守子・日本会長、左端は『国際勝共連合』『世界平和連合』の会長、『UPFジャパン』の議長を務める梶栗(かじくり)正義氏です。関係が深くなければ、このメンバーと写真を撮る機会などありえないでしょう」(旧統一教会関係者) 

 

当該の写真は、世界平和女性連合」の韓国版ウェブサイトに掲載されていたが、すでに削除されている。 

 

なぜ、ここまで細田議員は旧統一教会と深い関係を築いたのか。政治ジャーナリストの角谷浩一が語る。 

 

「清和会、ひいては安倍晋三元首相を守るために、細田議員は旧統一教会との窓口になっていたんでしょう。当選がおぼつかない若手議員たちのために、どの団体の票をどれだけ割り振るか。安倍元首相とともに、細田議員はそれを決める立場にあった。票を持っている団体の一つである旧統一教会とは関係を繋いでおく必要があったが、安倍元首相を前面に出すわけにはいかない。そこで、細田議員が頻繁に会合に出席していたということだと推察しています」 

 

所属議員と旧統一教会との関係が次々と発覚していることが、支持率低下に繋がっているのは明らかだ。しかし岸田文雄首相(65)は、自民党として新たに所属議員を調査することには否定的で、イマイチ真剣度が伝わってこない。この姿勢の背景には、自民党の党内政局が関係しているとみられる。 

 

「向こう3年は国政選挙がないため、支持率低下にそこまで神経を尖らせなくていいこと。旧統一教会との関係があったのは清和会議員が大半で、自身の派閥はさほど影響がないことなど、岸田首相の本気度が見えない理由はいろいろ考えられます。しかし何より大きいのは、公明党の存在でしょう。公明党に飛び火させないためにも、岸田首相は旧統一教会問題をウヤムヤに終わらせたいと考えているのかもしれません」(角谷氏) 

 

当然、野党は追及を続ける構えだ。細田議員について、立憲民主党西村智奈美代表代行が語る。 

「旧統一教会との関係について、細田議長は十分な説明責任を果たしていません。『紙対応』ではなく、言論の府の長として、自らの言葉で話すべきです」 

 

10月24日には、細田議員と同じく関係が次々明らかになっていた山際大志郎経済再生担当相が辞任した。はたして細田議員は、このまま逃げ切れると思っているのだろうか。 

 「旧統一教会との関係を断ち切る」としている岸田首相だが、後ろの細田衆院議長には説明責任を果たさせないのか          

 

『FRIDAY』2022年11月11日号より 

 

 

https://friday.kodansha.co.jp/article/272447 

 

 

なんと言っても問題なのは、統一教会が宗教をかたに日本で莫大な金集めをしていることである。 

(続く)