上記論考には、「事実、中国や香港、マカオなどは、福島を含む複数の地域の日本産食材の輸入を禁止する措置を発表。」とある様に、日本産の海産物の輸入を禁止しているので、中国人は、この中国原発から大量に放出されているトリチウムが満ち満ちている南シナ海で成長している海産物を、常時食していることになる。
中国人は日本産海産物がほ輸入禁止になってしまったのて、自国産の海産物を食することにより、より多くのトリチウムを体内に取り入れていることになったことになる。
これも習近平のおかげである。習近平はこのことに気付いているのか、いないのかは知らないが、結構なことである。
まだまだ、日本の安全で安心なALPS処理水の放出を危険だと非難し続けるならば、日本はこのことをどしどし宣伝するとよい。
もう一度記載するが、
寧徳原発(福建省)は約112兆ベクレル-------5.0倍
陽江原発(広東省)は約112兆ベクレル-------5.0倍
泰山第3原発(浙江省)は約143兆ベクレル-----6.5倍
という膨大なトリチウムを、中国の原発は海洋に放出しているのだ。
「中国政府はトリチウムを日本の5倍もの濃度の処理水を黙って放出している」
「中国は世界の海洋環境や公衆の健康を顧みようとしない」
「太平洋は中国が核汚染水を垂れ流す下水道ではない」
と中国叩きのキャンペーンをすべきではないのか。
イギリスの研究者は、ALPS処理水のトリチウムの濃度は中国原発の半分以下の数字だ、と中国を批判している。実際には上記の数字のように、実際には2分の1どころか、5分の1以下なのであるが。
英国研究者ら「処理水のトリチウム濃度は、中国の放出の半分以下」
国際2023年8月24日 1:13
日テレNEWS
日本政府が早ければ24日に開始することを決めた福島第一原発の処理水の海洋放出をめぐり、イギリスの研究者らが23日、オンラインで会見を開きました。「トリチウム濃度は、中国の原発から放出される水の半分以下の数値であり、人体への大きな影響はない」として、科学的見地から問題はないとの見解を示しました。
23日に、オンラインで会見を開いたのは、イギリスで福島第一原発の事故について研究している大学教授らです。
会見で、チョルノービリ原発の事故と、福島第一原発の事故の環境への影響を研究しているポーツマス大学のジム・スミス教授は、「今回放出される予定の処理水のトリチウム濃度は、中国の原発から放出される水の半分以下の数値であり、人体への大きな影響はない」と述べ、放出について、科学的見地から問題はないとの見解を示しました。
また、「放射線の影響について研究している人々の中で、今回の処理水の放出に反対している人はいないと思う」とも述べた上で、中国の日本産の食品への規制強化について、「科学的理由は何もない。経済的影響は、健康への直接的な影響よりもはるかに深刻で、規制の強化は漁業関係者の生活を損なうものだろう」と批判しました。
さらに、処理水の放出計画の信頼性については「人々が東京電力の対応を信用していないようだが、IAEA(=国際原子力機関)が独立した研究所にサンプルを送り、問題がないことを確認しているため、隠蔽(いんぺい)するのは非常に難しいだろう」としています。
IAEA(=国際原子力機関)も22日、「放出は国際安全基準に合致していて、環境などへの影響は無視できるものだと結論付けている」とする声明を発表しています。
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https://news.ntv.co.jp/category/international/3c8de6dcf3f949c08d776c2f63827302
そんな訳でもないだろうが、中国の漁船は大挙して日本近海にサンマ獲りに来ているが、もしALPS処理水が危険だとすれば、これらの中国漁船のサンマ漁を、習近平は禁止しなければならない筈だ。
(続く)