世の中、何だこれ!(巨人ゴタゴタ、21)

しかし選手会のほうは、あくまでもスポンサー権の確保が出来なければ「不参加も辞せず」

との態度は変わっていない。是非ともその方針で突っぱねてもらいたいものである。

   

22【WBC】日本「不参加も辞さず」 2013年大会 収益分配で折り合わず
2011.10.9 00:43

 日本代表が2006年、09年と連覇した野球の国・地域別対抗戦「ワールド・ベースボール・

クラシック(WBC)」。13年の第3回大会には28カ国・地域が出場予定だが、日本はまだ

参加を表明していない。大会の収益配分を巡る主催者側との話し合いがまとまらないた

めで、日本プロ野球選手会新井貴浩会長=阪神)は「大会不参加も辞さない」と強気の

構えだが…。(プロ野球取材班)


 選手会が要求しているのは、日本のスポンサーからの収入を丸ごと手にする権利など

だ。09年大会では日本のスポンサーから約9億円の収入があったが、大会の収益約

1800万ドル(金額が確定した昨秋のレートで約15億円)のうち日本野球機構NPB

の分配はわずかに13%(2億円弱)。「選手の参稼報酬を払えばとんとんの額」(選手会

だった。一方、大リーグ機構(MLBと大リーグ選手会には66%(約10億円)が入った。


 サッカー日本代表の場合、国際大会の日本のスポンサー収入日本サッカー協会

全額入り、選手の強化費などに使われている。選手会は「WBCでも日本のスポンサー収

入はNPBに入るのが筋」と訴える。選手会ばかりでなく、巨人の渡辺恒雄球団会長

「何でメジャーにいちいち屈服しないとならんのか。アメリカ帝国主義はいい加減にしろとい

いたい」と発言するなど、球界関係者の間でも反発の声が強い。


 これに対し、主催者側は「日本の要求を受け入れれば大会が成り立たなくなる」との主

張だ。「WBCは野球の世界普及が目的。大きな収益のある米国と日本には他の参加国を

手助けする責任がある。日本の主張を飲めば、裕福な国はより富むが参加国は激減する」

MLBアジアのジム・スモール副社長。「万が一日本が不参加を決めても、大会は成功

を収めるだろう」とこちらも引く気はない


 今月中旬にはオーナー会議議長を務める楽天島田亨オーナーらが渡米し、改めて主

催者側と協議するが、落としどころが見つかるかどうかは不透明だ。


 ただ、09年大会で日本のスポンサーは商品などにWBC」のロゴを使っていた。

つまり、「日本代表」ではなく、「WBC」をスポンサードしていたという理屈が成り立つ。

スポーツビジネスに詳しい帝京大の大坪正則教授は「ロゴに関して言えば、日本のスポ

ンサー収入をNPBへという主張は根拠に乏しい。ただCMや関連グッズに選手の映像や

写真が使われていれば、肖像権に関する請求は可能」と見る。また、「『お金の問題で出

られない
』では3連覇を期待する日本のファン納得できない。できるだけ早く交渉を決

着させ、参加を決めるべきだ」と指摘する。3連覇の名誉か、それとも収益か…。“侍”の

抱える悩みは深い。

http://sankei.jp.msn.com/sports/news/111009/bbl11100900500001-n1.htm

   

帝京大学の大坪正則教授とはどんな人(じん)かは知らないが、こいつの言っていることも

片手落ちだ。


まず、「日本のファンは納得できない」対象は、将に「お金」の問題なのだ。なにも「余分によ

こせ」などと入っていない。日本のスポンサー収入は日本(NPB)に入れよ、と言っているだ

けだ。ロゴがどうかなどの技術的な問題はあると思うが、それに対する解決策を提言する

のがこいつら仕事なのであろう。


日本側からすれば不公平な「お金」の配分正したいだけである。だから将に、不公平

なお金の配分に対して、「日本のファンは納得できない」のである。「参加できない」と言って

いることに納得できないとは、言っていないのである。MLBに奉仕してまで参加しなくても

よい、と日本のファンは言っているものと信じたい。


だから帝京大学の大坪正則教授なる人物は、世間知らずのとろい先生なのである。本質

がわかっていないか、わかろうとしていない。WBC不参加、止む無しである

   

織伊友作の『時事巷談』 http://olii-yuusaku.cocolog-nifty.com/blog/
ランダムな政治・俗事の【時事巷談】、 月1の【演歌巷談】など

36
日本のWBC不参加、止む無し!
2011年10月25日

(日本のWBC不参加、止む無し!)

http://blogos.com/theme/world_baseball_classic/

・何だ?収益配分の話合いが、未だついていなかったのか?例えば原辰徳監督率いる『侍

ジャパン』が激闘の末勝った第2回でも、①主催するMLB(米国メジャーリーグ)が66%=

10億円、②優勝したNPB(日本野球機構)が13%=2億円という、黒船来航の『日米和

親条約』並みの不平等条約が罷り通っていたのだ!


・当然日本のプロ野球選手会の間にも不満が拡がり、NPBを通じてMLBと交渉が重ねら

れていたものだ。ところが敵は、私がいつも書く『アメリカユダヤ』である。一筋縄で行く相

手ではない



・世界的にサッカー人気に押されている要因は、①サッカーがボール1個で始められる超

経済的なスポーツであることと、②無学な国民にでも分かる、1ゴール=点数制も上げら

れる。我らはガキの頃から野球に親しみ、知らぬ間にルールにも精緻しているが、初めて

の国でこのルールは難解である。


・そうした意味で、2006年の第1回、2009年の第2回ともに、巨漢揃いのアメリカまでを

打ち破り、日本が連続優勝して「野球人気を高めた」功績は大きい!だからいつまでも

クザの賭場
のように、胴元にあたるMLBが収益をガッポリ持って行くことに、特に日本の

プロ野球選手会が異を唱えるのはアタリマエダだ。


・ところが帝王ってか貸元ってか、MLBの居丈高の態度は変わっていないのだそうな?①

ならば日本は出場しなくていい!代わりの国をあたる、だとか、②若し出場しても、MLBの

やり方に文句を言ったのだから、もうMLB所属の日本人選手(例えばイチローなど)は貸さ

ないとか・・・ゴロマキしているのだそうな?


・日本NPBは、①「先ず2013年の第3回には参加しない!」との腹を括り、②アジアの強

豪で韓国や台湾と足並みを揃えて粘り強い『収益配分闘争』を続けるべきである。無理無

体を言っているアメリカも、「2回連続優勝の日本が出場しないわ」「日本からのスポンサ

ー料が入らないわ
」といった人気低下と興行収入低下のダブルパンチを抱えてまで、既

得権の行使に拘るだろうか?ヤレーヤレー!

http://olii-yuusaku.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/post-7e0f.html

   
WBCIが、やくざの胴元の賭場とは言いえて妙である。将にその通りである。MLBやくざの

てら銭稼ぎに駆り出されて汗水流すことが、ファンの期待に沿うこととも思えない。小生も先

に(1/19,NO.16で)その様に例えてみたが、大袈裟に言えば、WBCは将に平成の不平等

条約
の一つなのである。NPBはあくまでも初志貫徹して欲しいものであるが、それも危うく

なっているようだ。

(続く)