中国武漢・新型コロナウィルス(7)

事態は事ほど左様に急を要している。相手は眼に見えないウイルスだ。状況は刻一刻と悪化していっているように見える。

 

何と言っても、東京都の感染者数が一向に減らないのだ。

 

ちなみに、下記の東京都のホームページによる感染者数などは、次の通りだ。

https://stopcovid19.metro.tokyo.lg.jp/

 

東京都の感染者数の推移(4/23 11:00現在)

4/23 134

4/22 132

4/21 123

4/20 102

4/19 107

4/18 181

4/17 201

4/16 148

 

そして東京都の累計の感染者数は、3,439人で内死亡者数は81人となっている。これで計算すると、死亡率は2.36%で、この最初のブログで記載した日本の死亡率は2.20%なので、幾分上昇しているように見える。これは、東京都の人口が全国平均の比べて多いので、これを以て日本全体の死亡率も上がっているとかは言えないかもしれない。

 

何はともあれ、中国武漢新型コロナウイルスの感染拡大は、収まる気配がない。困ったものだ。

 

一体この中国武漢新型コロナウイルスとは、どんなウイルスなのか。中国武漢新型コロナウイルスと呼ばれているように、最初は中国の武漢で大流行したウイルスだ。そのため武漢市は2か月半に渡って閉鎖されてしまった訳だ。

 

中国・武漢市の封鎖は2020.1.23で、解除は2020.4.8と言う事なので、1/23から4/7までの封鎖は正しく丁度2か月と15日、2か月半である。2か月半も封鎖しないと感染は下火にならないのか。

 

湖北省武漢は、地図で見ると丁度中国の中央に位置しており、交通の要衝であることがすぐわかる。東西・南北の高速鉄道の真ん中の中継都市である。そのため、日本の自動車メーカーも合弁工場を武漢などに持っている。日産やホンダはそのため、今回の新型コロナ武漢ウイルスのために大迷惑を被っている、筈だ。

 

ちなみに中国高速鉄道網はこんな風になっている。少し古いものだが、よくわかるものである。

 

f:id:altairposeidon:20200426163533p:plain

 

 

武漢市

2011-09-14 20:55:08

 

https://ameblo.jp/yowa-n/entry-11017943085.html   より借用したものである。

 

 

これらの路線は、Wikipediaによれば、次のようになっている。

 

南北に走る高速鉄道は、「京港旅客専用線」(Beijin-HongKong High-Speed Rail Way)で、北京と香港の間の高速鉄道路線である。

 

次のように4回に分けて開通している。

北京-石家荘(2012.12.26開通)

石家荘-武漢2012.9.28開通)

武漢-広州(2009.12.26開通

広州-香港(2011.12.26深圳、2018.9.23香港開通)

 

 

東西に走る高速鉄道は、「こ漢蓉旅客専用線」(Shanghai-Wuhan-Chengda Passenger Dedicated Line)で、上海・武漢ウーハン・四川省成都市チョントゥーを結ぶ高速鉄道路線である。2014.7.1に全線開通している。

 

 

このように高速鉄道を地図にしてみると、武漢を中心に中国全土に行き渡っている、と見ることが出来る。

 

これでは、武漢で発生したこの新型コロナ武漢ウイルスは、瞬く間に武漢から中国全土に広まっていったのではないのかな。

 

だから小生は、この新型コロナウイルスを、中国武漢新型コロナウイルスと呼んでいるのである。

 

と言う事は、安倍晋三が、習近平の来日を慮(おもんはか)って、湖北省からだけの入国を規制したことは、大いなる間違いであろう。中国全土からの入国を21日からではなくて1月初旬から制限すべきだったのである。

 

 

この新型コロナウイルス何故武漢から発症したのか、と言う大きな疑問が残るのであり、あのSARS武漢から発症しているというではないか。

 

これは大きな問題であるが、武漢には中国人民解放軍も関与すると言う中国科学院のウイルスの研究所が2つも存在しているからである。

 

なんと言ってもこの中国武漢新型コロナウイルスは、厄介なウイルスである。

 

感染してもすぐには症状が出ないのである。だから無症状感染者は、当たり前のように日常生活を過ごすのである。勤め人は、満員電車に乗って出勤し、周りの人達と通常に仕事をして、また通勤電車で帰宅するのである。その間多くに人に中国武漢新型コロナウイルスをまき散らすことになる。買い物では人々は、普通にスーパーに行き、多くの買い物客の間を縫って買い物に勤しむのである。その間新型コロナウイルスを貰うかもしれず、また感染者なら他人にうつすかもしれないのだ。

(続く)