日本人のルーツは縄文人だ、渡来人はない。(25)

司馬遼太郎先生と街道をゆく 9 司馬先生とゆく琵琶湖西岸

2020-01-28 13:51:44

テーマ:
ブログ

司馬遼太郎先生と街道をゆく 9

      

 

日本人の血液の6割以上は朝鮮半島をつたってきたのではないか

と おっしゃる司馬先生。

 

しかし

それでは日本語と朝鮮語という言葉の違いはどうなるのか・・・・・・等々

難問百出。

 

いっぽう日本語と朝鮮語の分岐は・・・・・・・・・・・・6千年前という計算方法がアメリカにあるそう

である??

 

第1巻 甲州街道 長州路

      

 

1章 湖西のみち

 

 

 

      

 

湖西の安曇人

 

私の友人ーーといえば先輩にあたる作家に対して失礼だがーー金達寿氏と話していたとき

「日本人の血液の六割以上は朝鮮半島をつたって来たのではないか」というと

「九割 いやそれ以上かもしれない」

金達寿氏は

三国志』のころの将軍のような風貌をほころばせながら笑った。

      

私はそうかもしれないと思いつつも

「それではみもふたもない」と

閉口してみせた。

 

それでは日本語のなかに語彙として痕跡をとどめている南方島嶼語をもちこんだ連中ーー黒潮に乗ってーーはどうなるのかとか

あるいは東シナ海を横切ってきた華南大陸からの連中や

またさらにこまかくいえばその連中の血液に微量ながら混入していたはずのユダヤ人やアラブ人の血はどうなるのか

といったこと

そして数量的にはいまの学説ではあまり過大に考えられないと言うにせよ

アイヌ人の血などはどうなるのか

と思ったりするが

ともあれ縄文、弥生文化という可視的な範囲で

われわれ日本人の先祖の大多数は朝鮮半島から流れ込んできたことは

否定すべくもない。

       

まず言語的に語法、音韻とも 日本語は北方系に属する。

 

朝鮮語はその地理的環境から

中国語という異質言語との接触がふかくて 一見

日本語とは遠くなっているようだが

語法の骨格は同じである。

 

現代朝鮮語のあの舌の運動のむずかしさをのぞいては

日本人は朝鮮語の生活会話(五百ほどの生活会話)をおぼえるのは

ふるい津軽弁や薩摩弁を習得する三倍程度の根気があればよい。

 

すくなくとも語法のまるで違う中国語や英語をおぼえるという

 

言語中枢が引き裂かれるような思いをせねばならぬのに比べると

日本人にとって雲泥の違いである。

      

それでは日本語と朝鮮語のそっくりな発音で似ている語彙をいくつか上げてみます。

 

約束 やくそく

気分 きぶん

記憶 きおく

簡単 かんたん

どうですか??

(但し朝鮮語の表記はハングルです)

やっぱり日本語と朝鮮語は一つの言葉だったんですね??

 

https://ameblo.jp/ara1418/entry-12570603998.html

 

 

われわれ日本人の先祖の大多数は朝鮮半島から流れ込んできたことは否定すべくもない。」などと言うことは、全くの虚偽であり、偽造・捏造であり、何の根拠もないことである。

(続く)