日本のご皇室と英国王室(42)

不登校、拒食症の心配を乗り越えて

 愛子さまは幼少期に『発達障害なのでは』といった心ない噂を流され、学習院初等科時代には男子児童の乱暴に起因する不登校が取りざたされたりもしました。学習院女子中等科時代には、げっそりとやせられたことから拒食症を疑われたこともあります。

 

 皇后陛下の『適応障害』の病気療養が長引く中で、決して順風満帆といえるご成長の軌跡ではありませんでしたが、ここ数年で状況は一変しました。学習院女子高等科の卒業式に際しては、報道陣を前に『お世話になった先生方やお友達、全ての関わってくださった皆さま方に心から感謝しております』と笑顔で述べられています。

 

 10月に新入生ガイダンスのため入学後初めて大学に足を運ばれた際には報道陣の呼び掛けに、『新しい知識を得た時に感じられる喜びを大切にしながら、さまざまなことに取り組んでいければと思っております』と抱負を語られました。凛とした受け答えに『さすがは天皇家の長子』と感心させられた国民も少なくなかったのではないでしょうか」(同前)

 

女性天皇を認めることに85%が「賛成」

 

 共同通信425日に発表した世論調査では、女性天皇を認めることに「賛成」「どちらかといえば賛成」のいずれかを選んだのは85に上り、母方のみに天皇の血筋がある女系天皇も計79%が賛成の意向を示している。こうした傾向は、愛子さまがご立派に成長されたことで“愛子天皇容認論が強まっていることの証左とも受け取れる。秋篠宮家の長女・眞子さまのご結婚問題で秋篠宮家に逆風が吹く中、もしかしたら“愛子天皇待望論”へと変わりつつあるということなのかもしれない。政府関係者が話を継ぐ。

 

「皇女」制度は眞子さまの結婚後の生活のため?

 

菅義偉政権は天皇退位特例法の付帯決議にあった安定的な皇位継承を確保するための検討について、女性天皇女系天皇に直結しかねない女性宮家の創設議論を忌避し、女性皇族は結婚で皇籍を離れても『皇女』と呼ばれる特別職の国家公務員として公務を担える制度の創設を考えているとされています。

 

 しかし、これは皇室出身の一般国民の女性だけに特例で国家公務員の資格を与えるという、法の下の平等を原則とする民主主義に著しく反した特権制度です。コロナ禍で職を失う国民も数多くいる中、とても受け入れられる制度とは言えません。インターネットなどでは、眞子さまが小室圭さんと結婚するに当たって1億円を超える一時金の受け取りを辞退する考えを示されていると噂されていることから、眞子さまのご結婚後の生活を安定させるためにひねり出された制度なのではないかと勘ぐる動きも見受けられます。

 

 それに皇女制度は皇族の減少に歯止めをかけるものではないので、安定的な皇位継承とは無関係です。到底国民の支持を得られるとは思いませんが、70年以上前に皇籍を離れた旧皇族の子孫を何らかの形で皇族にすることも真正面から議論するとともに、いよいよ女性宮家の創設や女性天皇の是非、女系天皇の是非も同じ土俵に乗せて本格的に議論すべきときがきているのではないでしょうか。ご高齢の皇族にも寿命はあり、独身の女性皇族はご結婚で皇籍を離れるばかりです。

 

 このままでは皇族の数は減少の一途をたどるのです。現状で皇族が増えるのは、秋篠宮家の長男・悠仁さまが結婚される時まで待たねばなりません。ただ、(悠仁さまが結婚されて)親王妃1人増えたとしても、その後、子宝に恵まれるかどうかも不透明です。もうタイムリミットなのです」

 

黒田清子さんを早くも彷彿とさせる愛子さまのお姿

 

 長年にわたり紆余曲折があった天皇陛下のお妃(きさき)選びの経緯を思い返せば、悠仁さまのお妃のなり手がそう簡単に見つかるかどうかも、かなり不透明だと言えるだろう。「お世継ぎ誕生」へのプレッシャーは、皇后陛下のケースをしのぐことは目に見えているからだ。

愛子さまは今年のお誕生日に当たって宮内庁が公表した動画の撮影に、お一人で臨まれました。これまでのお誕生日では天皇陛下と触れ合われているご様子をメインに撮影されていましたが、大学生になられたこともあって愛犬の『由莉』を伴ってお一人での撮影となったわけです。

 

 皇室のご公務を担う成年皇族となるその日に向けて、着実にステップアップを遂げられている愛子さまのお姿は、女性皇族としてご結婚まで精力的にご公務に臨まれていた叔母の黒田清子さんを早くも彷彿とさせています。愛子さまならば、皇女などではなく、女性宮家のご当主も立派にお務めになられるのではないでしょうか」(前出・宮内庁関係者)

 

 歴史上、108人いた女性天皇9人目が誕生するとすれば、それはやはり愛子さましかおられないのかもしれない。

 

(朝霞 保人/Webオリジナル(特集班))

 

https://bunshun.jp/articles/-/44922

 

 

 

愛子天皇の誕生の場合は皇位継承順位を覆すことになる訳で、全く以って受け入れがたい議論でもある。まあそんなことになれば、この世の終わりになってしまいかねないので、ありえないものであるが、現在の秋篠宮眞子さまの状況では、そんな議論も行われていることに少しは理解できるというものである。

 

だから、眞子さまが皇室離脱してからご結婚すればよいことである。皇室を離脱しなくても勝手に小室圭とアメリカへでもトンズラすればよいのではないのかな。その時点で、宮内庁は皇室を離脱させればよいのである。

 

その点秋篠宮さまの決断一つに掛かっているわけだ。だから「この問題は当主で父親である秋篠宮が解決すべきだと、秋篠宮の決断不足、父親としての責任を果たしていない」と言った批判の声も多くあるようだ。

 

但し小室圭が何を言おうが、皇室や秋篠宮家や宮内庁は泰然自若としておればよいだけである、メーガンの暴露に対して英王室がとった態度のように。

 

日本国民はご皇室を敬愛してやまない。

 

 

 

眞子さまとの結婚が破談したとき、小室圭は皇室のなにを暴露するのか
英国のメーガン妃と同じ構図になる

2021/03/17 17:00  PRESIDENT Online   元木 昌彦ジャーナリスト



とうとうエリザベス女王が声明を出す事態に

「生まれてくる子どもの肌の色を心配された」
「生きていたくないと思った」

英王室のヘンリー王子の妻・メーガン妃の発言が大きな波紋を広げ、王室を揺るがす事態になっている。

写真=時事通信フォト

f:id:altairposeidon:20210510221658p:plain

婚約が内定し、記者会見される秋篠宮家の長女眞子さまと小室圭さん=201793日、東京都港区の赤坂東邸[代表撮影]

全ての画像を見る(4枚)

ヒラリー・クリントンやテニスのセリーナ・ウィリアムズは、メーガン妃の発言を支持したが、英国内のメディアの多くは、「エリザベス女王への衝撃的な侮辱だ」と批判している。

沈黙を守るという不文律を破って、エリザベス女王までが声明を出した。

「ハリー(ヘンリーの愛称)とメーガンにとって、この数年が、どれほどつらいものだったのか、その全容を知り家族全員が悲しんでいます。とりわけ人種の問題を懸念しています。記憶が食い違う部分があるかもしれませんが、問題を深刻に受け止め、家族の中でプライベートに対応します」

やんわりと、私の記憶とは違うと反論し、家族のプライベートなことを外で発言するものではないと、諭しているようだ。

しかし、ヘンリー王子の兄のウィリアム王子が「王室家族はレイシスト(人種差別主義者)ではない」と否定したことで、この波紋はまだまだ広がりそうである。

プレイボーイ王子と人気女優のなれそめ

元々2人の結婚は、ウィリアム王子とキャサリン妃の時のように、「英国民の多くが祝福してくれる」ものではなかった。

ヘンリー王子は数々の女性と噂になり、やんちゃな行動が国民から愛されもしたが、パパラッチたちの格好の餌食になって、顰蹙ひんしゅくも買っていた。

そのプレイボーイ王子が、アメリカの人気ドラマ『SUITS』で一躍有名なった女優のメーガンに会い、たちまち恋に落ちたのである。

日本テレビロンドン支局長だった亀甲博行が書いた『ヘンリー王子とメーガン妃 英国王室 家族の真実』(文春新書、以下『ヘンリー王子とメーガン妃』)によると、会ってから2回目に、ヘンリーはメーガンに「アフリカに行こう」と誘い、予定を合わせて旅行したという。

ボツワナの星降る草原のテントで2人きりで過ごしたそうだが、テントといっても17万円の高級施設で、部屋の前から野生のライオンや象を見ることができたという。

出会って16カ月で2人は婚約した。その時点で皇位継承順位は、チャールズ皇太子1位で、ウィリアム王子が2位、ヘンリーは6位だった。

メーガンは、3歳年上でバツイチ、父親は白人だが、母親はアフリカ系の黒人で、英王室に黒人が入るのは初めてである(ワシントン・ポスト紙によると、英国王ジョージ3世〈17381820年〉の妻、シャーロット王妃はアフリカ人の子孫であったと主張する歴史家たちがいるというが)。


(続く)