長野での聖火リレー、「中国警備隊」を完全排除せよ。(6/8)

7.偽オリンピック?

話を元に戻す。

この5匹をの名前を読み合わせると、「北京へようこそ」と言う意味になるらしい

が、なんともかわいげのない風体を見せる。マスコットとしてはまとめて「Fuwa

フーワー」と呼ぶらしいが、5匹では多すぎて冗漫である。象徴と言う注目度にも

欠ける。ちなみに「餃子屋のマスコット」と呼ばれていると言う。オフィシャル商

はかなり高価なために、既に偽物が多数出回っている

ひょっとしたら今年の夏には、中国は広いのでどこかの都市で、偽のオリンピッ

クが開催されているかもしれない。

大会スローガンは、「One World,One Dream(ひとつの世界、ひとつの

夢)」と言うもの。「中国が世界の中心の華である事」を世界にアピール出来る大

会にする事を強調したものと言う。

聖火リレーの混乱を見ていると、「中国は世界のあだ花」である事が良くわかる。

オリンピックがまともに開かれるか心配だ。

8.3大テーマとは?

北京五輪のテーマは、「グリーン五輪」「ヒューマニズム五輪」「テクノロジー

五輪」の三つである。即ち環境、人権、ハイテクだ。プレゼンの後の質疑応答

では人権に関する質問は、IOCの各委員からは一つも出なかったと言う。この時

点では既に、北京で開催するとの、話がついていたとも言われている。チベット

やウィグルでの中国による大量虐殺があろうが、ヒューマニズム五輪なのである。

このテーマで、真面目に国内をまとめて、民主的に政権を運営しててゆけば、北

京五輪は大成功するであろう。しかし中国共産党の独裁政権である。土台そん

な事は無理である。

環境なんぞくそ食らえ、で闇雲(やみくも)に公害を撒き散らす経済拡大、C02の

削減なんぞは知らないよとばかり撒き散らし、日本に光化学スモックを噴霧する。

人権なんぞも知るもんか、とチベット人を腰ダメで撃ち殺して知らん顔だ。中国政

府の発表では10人位しか死亡していないとするが、実際には200人以上が人

民解放軍の銃弾で死亡していると言う。

唯一血眼(ちまなこ)になっているのが、人民解放軍の近代化、ハイテク化だ。

そのために日本を始め西欧諸国に大勢のスパイを放っている。中国からの留

学生の大半は何らかの形で中国政府に情報を集めて報告していると言う。そし

て、半分は専門の訓練を受けた諜報員の役割を担っていると言う。しかも蛇等

まで使って日本のカネを吸い上げていると言う。金正日よりも酷い事をしている

と言う。誠に恐ろしい国だ、中国は。

環境や食には悪い事をする、人権は踏みにじる、日米欧からはハイテク技術は

盗むと、将に三悪北京五輪なのだ。中国には心を許してはならない。

お願いしますよ、福田さん。

(11)江沢民の手紙

1.サマランチ会長

北京を五輪の開催地に決めたのは、サマランチである。正式にはドン・ファン

アントニオ・サマランチ1920717日生まれの今年88歳になる、スペインの

バルセロナ出身の官僚である。1966年にフランコ独裁政権下でスポーツ長官

を務めている。そして、1980年から2001にかけて国際オリンピック委員会IOC

の会長を歴任した。

サマランチの功罪は、IOCにスポンサー収入をもたらし財政的基盤を確立したこ

とであり、その結果サマランチをはじめIOCメンバーが賄賂をたかり、開催地決

定に対して公平と公正を欠いたことである。なお、1992年の夏季オリンピック

彼の故郷バルセロナで開催されている。その裏では相当醜いことが行われてい

たことは、想像に難くない。

このIOCの開催地決定のキーマンに、江沢民は早い段階から、アプローチして

いる。ここら辺は中国の戦略に一日の長がある。大阪何ぞとは雲泥の差である。

オリンピックの開催地をもって来るには、長期戦略と優れた企画が必要となる。

更に実弾も。大阪や今の東京にそれがあるか、はなはだ疑問である。名前が一

寸は知られているなどと言う、傲慢な態度では開催地には選ばれることはない。

江沢民は、彼の部下達を叱咤激励して、早くから手を打っていた。中国政府を

挙げて動いていた。それには訳があった。

2.第27回シドニー五輪

1993年9月23日、モンテカルロで開かれた国際オリンピック委員会総会、

2000年に開催される予定の第27回夏季オリンピックの開催地を決定する

投票が行われていた。1回目、2回目、3回目の投票では、いずれも北京がトッ

プの票を得ていた。4回目、シドニーと北京の決選投票となった。

結果、シドニー 45票、 北京 43票

結局、天安門事件の余波の覚めやらぬ北京は落選してしまった。このため北京

は葬式のように静まり返ってしまった。

シドニーオリンピックは、2000年9月15日から10月1日まで開催された。

高橋尚子が女子マラソンでオリンピック新記録で金メダル、田村享子が柔道女子48kg級ではじめて

の金メダル、また野村忠宏が柔道男子60kg級ではじめての二連覇を遂げている。]

これに懲りた江沢民は、早くからサマランチとコンタクトしていた。

(続く)