社会・経済

年央雑感(6)

中国は日本に対して、ハードな侵略とソフトな侵略の二方面からアプローチしている事は、確かである。ハードでは、小生のブログ2009.5.13の中国人民解放軍退役軍人の遅浩田の論文「日本殲滅」を紹介しているので是非一読願う。同9.10では中国の戦略的国境概念…

年央雑感(5)

先のNO.19のニュースでの[蓮舫行政刷新相も、6月15日の会見で、 「仕分け結果を何が何でも守るべきだ、ということではない。国民の様々な声は、次期予算編成に当然反映されるべき」]との彼女の発言は将に蓮舫の無知無能を如実に言い表している。一見格好よ…

年央雑感(4)

いくら手のひらを返したような釈明をしても、それはあくまでも選挙目当ての釈明でしかない。枝野幸男の「少ないお金で同じ効果をあげよ」なんぞは詭弁もいいところだ。詭弁とは「道理に合っていないことをいかにも合っているかのように言いくるめる事」なの…

年央雑感(3)

ワールドカップサッカー・日本代表、決勝トーナメント進出おめでとうございます。岡田監督、ぼろくそに言ってごめんなさい。日本が3点も取ってデンマークに快勝するとは、予想外でした。これもベスト16で好しとすれば、決勝トーナメントには進出出来なか…

年央雑感(2)

はやぶさ2は、10年度の打ち上げを目標に00年度から検討がスタートした。しかし財政難から宇宙予算の伸びが抑制され、当初の打ち上げ目標年を迎えた現在も事実上、ゴーサインが出ていない。一方で、小惑星探査に注ぐ欧米の視線は熱い。米航空宇宙局(N…

年央雑感(1)

2010年6月13日、小惑星探査機「はやぶさ」は19時51分に、小惑星「イトカワ」の砂が入っているかもしれないカプセルを分離し、同22時51分頃に大気圏に突入し燃え尽きてその役目を無事終えました。 「はやぶさ」は、2003(H15)年5月9日、13:29に鹿児島県内之浦…

番外編・プリウス急加速問題(50)

更に東京都知事の石原新太郎は、「アメリカはもともとしたたかで、ずるいんだから、そんな事でびくびくするな」と言っている。将に名言である。 p-0.7反発はアメリカの嫉妬? 石原都知事、トヨタリコールで発言2010年2月13日(土) 12時56分「東京都知事に自動…

番外編・プリウス急加速問題(49)

2/2ページ 古くから自動車をやっているメーカーは、ユーザーの怖さを知っている。「ウソがバレた」はもちろん、「見通しが甘かった」だけでもバッシングを受ける。結果としてウソになれば同じことだ。航続距離のような、“さじ加減”のきく数字を外部に出すと…

番外編・プリウス急加速問題(48)

p99BYD社とDaimler社、中国のEV開発拠点Shenzhen BYD Daimler New Technology社を設立2010/05/28 15:01 小川 計介=日経Automotive Technology (Photo) BYD社が2010年に中国と米国で発売するEV「e6」。 中国BYD社とドイツDaimler社は2010年5月27日、中国での…

番外編・プリウス急加速問題(47)

メリットの第四には、リチウムイオン2次電池の選択肢が広がる事だ。 (4)現在テスラが「ロードスター」に使っている2次電池は、90年代にソニーが開発した主にパソコンなどに使われている通称「18650」と言う円筒形(Φ18×65mm)の電池を6,831個も束ねて使…

番外編・プリウス急加速問題(46)

日本経済新聞、5月29日(土曜日) Web刊p98米テスラ、トヨタ・GMの旧工場を約38億円で購入 2010/5/28 9:33 【シリコンバレー=奥平和行】米電気自動車ベンチャーのテスラ・モーターズ(カリフォルニア州)は27日、トヨタ自動車と米ゼネラル・モータ…

番外編・プリウス急加速問題(45)

さて、テスラサイドのメリットはどんなものであろうか。 このジャーナルの解説ではテスラサイドのメリットの方が大きいと言うイメージで 解説されている。だからテスラにとっても、ある意味、トヨタから話があったことは (どちらが先に話を持って言ったかは…

番外編・プリウス急加速問題(44)

2石油カルテルからの支配を脱せるか? かつて内燃機関の自動車市場が世界的に加速拡大していた頃、「国際石油カルテル」と言われるものが存在した。(Photo)世界第3位の天然ガス埋蔵量を誇るロシアのプーチン大統領(当時)は2007年、OPECのようなカルテルを…

番外編・プリウス急加速問題(43)

p66.5米テスラに電気自動車用電池供給へ=パナソニックのエナジー〔BW〕時事コム (2010/04/28-13:53) 【ビジネスワイヤ】電気自動車メーカーの米テスラ・モーターズは、パナソニック・グループのエナジー社(大阪府守口市)が電気自動車用電池セルの量産…

番外編・プリウス急加速問題(42)

p95トヨタ、EV開発本腰 米ベンチャーのテスラと提携産経新聞 2010年5月22日(土)08:00 トヨタ自動車は21日、米電気自動車(EV)ベンチャー「テスラ・モーターズ」とEV開発で業務提携することに基本合意したと発表した。トヨタは総額5千万ドル(約…

番外編・プリウス急加速問題(41)

しかし豊田章男社長も手をこまねいてはいなかった。傍から見ていると、トヨタとしてはハイブリッドだけしか無いようにも見える。まあ肝心のリチウムイオン電池や燃料電池にも相当注力しているとは思うが、ハイブリッドに傾注するあまりバッテリーで遅れをと…

番外編・プリウス急加速問題(40)

トヨタとしても、目には目を、歯に歯を、と言ったところか。その気持ちわからないでも無いが、もう少し落ち着いてから、手につけてもよかったのではないかとも思う。と言うのも、レクサスの旗艦車種に不具合が見つかり、リコールを発表をせざるを得なくなっ…

番外編・プリウス急加速問題(39)

しかしいくら「電子制御システム」に問題は無いといっても、議員の先生達はその事を信用できないらしい。かくなるうえはロンダ・スミスをもう一度公聴会に呼んで、議員の先生方に吊るし上げてもらいたいものだが、偏見に凝り固まっている議員の先生方では埒…

番外編・プリウス急加速問題(38)

そして意図せぬ急加速の原因は「フロアマットの引っかかり」としている(5/18,NO.33)が、それは当座の原因であり、まだトヨタは何か隠しているのではないかと疑われているのである。その隠しているのではないかと疑われているものが、「電子制御スロットル…

番外編・プリウス急加速問題(37)

―トヨタは何をどう間違えたのか。 トヨタは問題に迅速に対応しなかった。米国では通常、企業の不祥事が起こると、社長が自ら先頭に立って対応し、関連する情報を素早く開示しようと努める。そうすれば、消費者は企業にセカンドチャンスを与えようとするから…

番外編・プリウス急加速問題(36)

“よい謝罪”と“悪い謝罪” 現代は“謝罪の時代”である。あらためて指摘するまでもなく、近年、トップマネジメントの公式謝罪が増えている。企業のトップがテレビ画面で頭を下げるシーンは、いまや日常茶飯事となった。 実際、2004年以降、六本木ヒルズの大型回…

番外編・プリウス急加速問題(35)

「内なる国際化」が遅れた 「これだけ急速にグローバル化が進むと、世界のどこで、何が起こっているのかわからない。まるで、塀の上を歩いているようなものです……」 2000年初頭、トヨタのある役員が、こう不安げに述懐するのを聞いた。 現代の企業は、つねに…

番外編・プリウス急加速問題(34)

ここら辺の事情は次の解説にも詳しく論じられているので、いささか長いものであるがそれも参照願いたい。 p52.5トヨタ「メーカー目線」の敗北:片山 修(ジャーナリスト)VOICE 2010年4月11日(日)13:00http://news.goo.ne.jp/article/php/business/php-201…

番外編・プリウス急加速問題(33)

このデータを見なくても今の豊田章男社長の時代に作られた車のリコールでは無い。しかしこの問題を処理しなければならないのは、豊田章男社長なのだ。創業家の一族なんぞと言う意識は捨てて、と言う事は夢中になって問題解決に当たる事であろう。 今後トヨタ…

番外編・プリウス急加速問題(32)

この戦略は02年に「2010年ビジョン」に姿を変え、10年代初めに世界シェアの15%を獲得することを目標に掲げた。当初計画の目標は10%だった。トヨタ は現在でもこの目標を達成できていない。自動車業界のコンサルタント会社、CSMワールドワイドによると、…

番外編・プリウス急加速問題(31)

p56.5UPDATE2:トヨタ創業家と歴代社長との深まる反目―リコール問題で激化2010年 4月 14日 13:33 JST 【豊田(愛知県)】トヨタ自動車の品質危機が、長年社内にくすぶっていた派閥抗争を顕在化させ、なおかつ悪化させている。創業一族の豊田家と非創 業家メ…

番外編・プリウス急加速問題(30)

3「景気がよいときには誰でも経営者は務まる。それは、自動操縦の飛行機に乗っているようなものだ。問題は、企業が逆境に置かれたときだ」とは、ある大手企業経営者の言葉である。 彼は、「景気がよくて企業が順調に動いているときは、経営者の重要性は相対…

番外編・プリウス急加速問題(29)

そして鳩山政権である。アメリカの希望する牛肉の日本への輸出に対しては、何かとイチャモンをつけて、より厳しい制限を課するなどということをやんわりととることである。そしてアメリカが日本へ輸出したいと思っているその他のものへも、もっともっと安全…

番外編・プリウス急加速問題(28)

ここの図式は次のようなものである。 a.高額賠償金獲得に奔走する悪徳弁護士グループ b.悪徳弁護士の手先となって一攫千金を狙う一発屋ショーン・ケイン c.名前を売り金を稼ぎたい悪徳マスコミ屋・LAロスアンセルスタイムスの記者とメディア d.G…

番外編・プリウス急加速問題(27)

ここは一つ雰囲気を変えて、今回のアメリカでのトヨタバッシングの背景を分析した解説文を掲載しよう。その背景がよく分かる。 DIAMONDonline 特別レポート【第36回】 2010年3月1日 p12.5トヨタ“推定有罪”の世論を作った謎の人物とLAタイムズ…