2012-01-01から1年間の記事一覧

尖閣諸島問題その2(47)

ついでに言っておくが、あの「ソフトバンク」の「孫正義」が流している「白い犬のお父さん」CMも,また違った意味での宣伝工作なのである。詳しくは小生のブログ2010.8.2~8.4の「おのれ!孫正義」を参照願いたいが、韓国では「犬の子」とか「白」などは侮蔑と…

尖閣諸島問題その2(46)

そこでは「魚政31001」となっていたが、「漁政310」と同じ漁業監視船なのか。「漁政310-01」と言う意味なのか、1号艦と言うことか、これからこの手の監視船を量産すると言うことかは不明である。 そして中国は着々と尖閣諸島の強奪に着手している。中国内で…

尖閣諸島問題その2(45)

この「魚政310」の任務地は南沙諸島などとしているが、明らかに尖閣諸島海域が任務地となろう。次の記事には、初任務地は尖閣諸島となっている。 最新鋭漁業監視船、初任務地は尖閣諸島=漁民たちは大歓迎―中国紙配信日時:2010年11月22日 13時18分 21日、南…

尖閣諸島問題その2(44)

ところで先の論評では琉球大学国際関係学部の林泉忠准教授となっていたが、今回の同じく2010年10月の記事では単に香港出身の政治学者、林泉忠(りん・せんちゅう)氏、となっている。琉球大学といえば沖縄の大学であるが、くびにでもなったのか。琉球大学は…

尖閣諸島問題その2(43)

この夏、ボストンに滞在中、私は香港紙・明報などいくつかの媒体でコメントを発表しました。先日、ある中国本土の読者は私に尖閣問題で中国は勝利したのかと質問してきました。日本は中国の圧力に屈し船長を釈放したのだから表面上は中国が勝者に見えます。…

尖閣諸島問題その2(42)

まあある意味、中国政府が香港にいる中国共産党の手先である実業家を使って、落ちぶれた民主活動家をして尖閣へ向わせた、と見るべきである。その意図は、香港の民主活動家の矛先を中国共産党から逸らす意味があったのではないか、と勘ぐれるのである。だか…

尖閣諸島問題その2(41)

このシュウホウ市で起きた暴動事件は次のyoutubeで流されているので、是非ご一覧願う。 四川什邡事件 警官10人が女性1人を殴打 【新唐人2012年7月6日付ニュース】中国四川省什邡(しゅうほう)市で巻き起こった汚染工場の建設をめぐる市民の大規模抗議に対し…

尖閣諸島問題その2(40)

産業の景況悪化は別の情報によっても裏付けられる。電力消費量の大幅な低減である。国家統計局が発表した今年4月の全国の発電量は前年比0・7%増だが、それは1月の9・7%増から大幅に落ちた。英字紙ヘラルド・トリビューン紙は6月25日付の紙面で、基幹産業が集…

尖閣諸島問題その2(39)

もともと尖閣諸島は完全に日本の固有の領土であるから、この中国政府が魚釣島を日本領と認めていた事実などもネットや(米国内などでは)街頭広告看板などを使って、PRしてゆく必要がある。 その「新浪微博」に載ったと言う記事を次に紹介する。 尖閣諸島…

尖閣諸島問題その2(38)

対日軍事衝突に準備を 中国紙、政府に要求2012.8.22 16:01 [中国] 中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報は22日付の社説で、沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)をめぐる中国政府の対応について「軍事を含めて日本との衝突に備えるべきだ」と訴えた。…

尖閣諸島問題その2(37)

人民日報、尖閣で武力行使示唆2012.7.13 22:47 [尖閣諸島問題] 【北京=川越一】中国共産党機関紙、人民日報は13日付のコラムで、日本政府の国有化方針など沖縄・尖閣諸島(中国名・釣魚島)をめぐる日本の行動を非難し、武力衝突の可能性をちらつかせて…

尖閣諸島問題その2(36)

この漢文の読み下し文も次に示す。これは「http://senkakusyashintizu.web.fc2.com/page020.html」に記載されていたものである。詳しくはこちらも是非ご一読願う。 - 読み下し文 - (漢文に詳しくない管理人の読み下しだから気をつけて読んで下さい。) 感…

尖閣諸島問題その2(35)

そして1920年(大正9年)の中国からの感謝状に関する記事を、次に掲載する。とくとご覧あれ。 96.9.23石垣島で貴重な資料大正9年、漁民救助の感謝状に明記 【写真説明】保管されている「感謝状」の写し。中国が尖閣諸島を日本の領土と認知していたことを裏…

尖閣諸島問題その2(34)

中国は「尖閣諸島」は中国領土だから、日本には主権はないとしている。だから日米安保第5条が「日本国の施政の下にある領域」としていることから、日本に主権が無い地域も入るのか、と言った屁理屈を述べているのである。尖閣諸島は古くから「日本固有の領…

尖閣諸島問題その2(33)

「共通の危険に対処するように行動する」と言うことは、当然日本も攻めて来た敵とは戦わなければならないことを意味している。当たり前であるが、日本が戦わずして「アメリカさんよ、戦ってくれ!」などと言うことは出来ない。当然のことである、攻めて来る…

尖閣諸島問題その2(32)

この台湾の申し出とそれに対する米国務省の対応をまとめた文書がキッシンジャー文書(尖閣文書)である。そして国務省がそのことに対応するために作成した資料が、「尖閣諸島の地位に関係する出来事の年表」である。史料の主だったところを次にまとめておく…

尖閣諸島問題その2(31)

しかしここでは更に詳しく、尖閣諸島が「日本の固有の領土」であると言うことを説明しよう。 2012年9月号の「正論」(産経新聞社)の先の論考には、そこらへんの事情を詳しくまとめた記事が掲載されている。 詳細を説明する前に概要を紹介しよう。 1969年11…

尖閣諸島問題その2(30)

そのため習近平は、胡に逆らっては何も出来ない可能性もある。そのため功をあせって何を仕出かすか、予測不可能となってくる、と思ってもよいのではないかと小生は勘ぐっている。習近平はどちらかと言うとリベラル派といわれている。リベラル=パワーポリテ…

尖閣諸島問題その2(29)

そして今年の秋は、中国での権力移行期に入る。10月には共産党中央委員会が開かれて、権力の中枢に入る人物か指名されるはずだ。そこで江沢民の流れを汲む習近平が胡錦濤の後を継ぐ国家主席に指名され、李克強は、胡錦濤に近い人物であるが、温家宝の後を…

尖閣諸島問題その2(28)

南シナ海では大方中国の思うように事を進めたのである。後は南沙諸島のベトナム、フィリピン、マレーシアの支配する諸島へ侵攻するだけである。これはぼちぼちでよい。中国は既に南沙諸島では十二分な橋頭堡を確保しているからである。残るは東シナ海である…

尖閣諸島問題その2(27)

スカボロー礁については、7/17,NO.11の年表や8/7,NO.16でも、2012年4月8日からフィリピン軍と中国軍が睨み合いの状態になっていることを伝えている。これはその後どうなったのであろうか。結局は中国のお決まりの硬軟取り混ぜた圧力を受け、フィリピンが船を…

尖閣諸島問題その2(26)

【尖閣領海侵犯】中国、漁船の尖閣海域進出解禁を示唆 2012.7.11 21:37 久場島の北沖約30キロ付近を航行する中国の漁業監視船「漁政35001」=11日午前6時40分ごろ(第11管区海上保安本部提供) 【北京=矢板明夫】中国の漁業監視船が沖縄・尖閣…

尖閣諸島問題その2(25)

中国監視船3隻が領海侵犯 監視船「妨害するな。直ちに中国領海から離れろ」2012.7.11 19:39 沖縄県・尖閣諸島の久場島の北沖約13キロ付近を航行する中国の漁業監視船「漁政204」=11日午前6時30分ごろ(第11管区海上保安本部提供) 沖縄県・尖…

尖閣諸島問題その2(24)

この論考でも述べているが、先の年表を参照すれば次のような事実が列挙される。 1992.02.00 中国は「領海法」を制定して、尖閣諸島の領有を宣言している。(レベル1)2010.09.07 の中国漁船による領海侵犯と日本巡視船への衝突事件が発生。(レベル2)2011…

尖閣諸島問題その2(23)

◆領土拡張の先兵では、なぜこの中国の「民兵」がキーワードになるのでしょうか?それは、民兵が軍属ではないというところにあります。軍事訓練も受けますし、軍を所掌する中央軍事委員会の指導下にありながらも、彼らは軍人ではないのです。日本の青年消防団…

尖閣諸島問題その2(22)

話は少しそれたが、日本政府が少しでもゴタゴタすれば、中国はすぐにでも尖閣諸島を強奪しに来るのである。だから日本政府は、中国艦船の日本領海侵犯には毅然と対処しなければならないのである。中国は監視船などを派遣して頻繁にチョコチョコと領海侵犯を…

尖閣諸島問題その2(21)

こうした情勢の中、クリントン米国務長官がベトナムで行われたASEAN地域フォーラム(ARF)閣僚会議で、(1)他国と同様、南シナ海における航行の自由、アジア共通海域へのアクセスと国際法の尊重はアメリカにとっても国益である、(2)アメリカは強制ではな…

尖閣諸島問題その2(20)

この中国の侵略に対処出来るか、民主党よ。 Wikipediaによれば、スホイ30は複座の多用途型の戦闘機で1989年末に初飛行しているロシア機であるが、インド、中国、マレーシア、インドネシア、ベトナム、ベネズエラ、ウガンダなどで使われている。中国向けに…

尖閣諸島問題その2(19)

中国はこの「牛の舌」即ち遠い昔の誰も認めていない、国民党政府が勝手に描いたと言う地図を元に、九つの破線で描いた図形を九段線と言って自国領の境界だと嘯(うそぶ)いているのである。実効支配もしていないのに、盗人猛々しいとはこのことを言うのであ…

尖閣諸島問題その2(18)

領有権めぐり南シナ海に再び波風2011年9月5日16時59分南シナ海の中国や沿岸諸国との領有権問題は、日本も参加した7月の東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラムなどで沈静化したが、再び波風が立っている。東シナ海でも(2011年)8月末に尖閣諸島付…